ヨガ雑誌「Yogini」休刊に寄せて
7月20日、ヨガ雑誌「Yogini」が休刊となりました。
2015年からイラスト、エッセイなどを書かせていただき、大変お世話になった雑誌です。全てのことには終わりがあるとはいえ、何とも寂しいです。
https://lotus8.co.jp/living-with-yoga/yoga/kyukan/
特にサマスティティヒのコーナーで隔月でイラストエッセイを書かせていただいておりました。最初は10回くらいの予定でしたが、最後まで続けさせてもらったのは本当にありがたいことです。テーマは自由だったので、結構好きに色々書きました。2015年から7年の間には自分にも沢山変化があって、
自分の内的な状態や興味の方向性がダイレクトに現れていたように思います。
今回が最後になることは、入稿するまで知らされておりませんでしたが、奇しくも原点に還る的な内容になりました。
2014年、初めてラマナアシュラムを訪れた時に、出会った方との再会のお話です。
その方は高田馬場にある「ラマナ・アルール」というスペースの運営に関わっております。「ラマナ・アルール」はラマナアシュラムのオールドホールのスタイルを踏襲し、静寂の中で瞑想する事ができます。足を踏み入れた時、あまりにラマナアシュラムと同じ波動が流れていることに驚きました。
静かに座っていると、まるで自分が今アシュラムのホールに座っているような感覚になり、しばらく忘れていた大切なことを思い出したように感じました。
結局、どこか遠くへ行ったとしても
ぐるぐると脇道に逸れて行ったとしても
人生の上ではさまざまな出来事が終わりとはじまりを繰り返していても
存在はいつも変わらず、ここにあるんだと。
忘れては、懲りずに、何度もまた「それ」を思い出す。
それ以上人生で大切なことはないのだということを…
沈黙を通して教えていただいたように感じました。
詳しくは、ぜひ記事をお読みくださいませ^ ^
Yoginiはまた新たな形で、ヨガの情報を発信するということでしたので、新しい形での再出発を楽しみにしています。
まずは お世話になった方々
読んで下さった方々に沢山の感謝を込めて!
ありがとうございます。
#Yogini #yoga #瞑想
幸運と豊かさを運ぶTシャツ、発売中!
もうすぐ夏至ですね。いかがお過ごしでしょうか?
道端の紫陽花が日に日に良い色になってきましたね。
さて、今日はTシャツ販売の告知でございます。
毎年恒例のガラムガラムさんとのコラボTシャツ販売のお知らせです。
今年はインドでとても人気がある、幸運と豊かさの女神「ラクシュミー」のデザインです。
まずは、定番のスリムフィットTシャツ。
ダンスのレッスンやスカートにも合わせて着用できる体にフィットする形の女性らしいスタイルです。
さらに!今年は単色プリントに加えて、フルカラーのTシャツも販売いたします!かなり派手です!
フルカラーTシャツは期間限定の完全受注制での販売です。
予約期限は6月末まで!
フルカラーの方はキッズサイズからメンズサイズまで色々選べます。
結構キッズサイズが出ている模様です。確かにこのカラフルなTシャツは子供さんに着ていただくと可愛いかもしれません。
そして!
フルカラーTシャツは来月も別デザインを販売予定です。お楽しみに~~
このラクシュミ様を眺めていると「金星」を象徴するシンボルが多く描かれていますね。水、光、お金、美しさ...
金星はこの世界の現世的な豊かさのシンボルですが、魚座で最も力が強くなる金星の一番深まった形は、完全なる献身、オープンハート、神なる存在とのワンネスです。
ですからラクシュミーのもたらす恵みも、精神性と物質性に両方に及びます。
何かと不確かなことが多い昨今の世相ですが
ラクシュミー様のご加護を得て、豊かさを引き寄せたいですね。
運命の向こうにあるもの
こんにちは、ゆりこです。
先日チベット仏教の新世代の指導者であるヨンゲ・ミンギュル・リンポチェのオンライン・ダルマトークを聴講していました。
私は去年からミンギュル・リンポチェが考案した「ジョイ・オブ・リビング」 という瞑想コースを学んでおります。ミンギュル・リンポチェのアプローチは非常に分かりやすくバランス感覚があり、これによって日常生活とリンクさせた瞑想のプラクティスができるようになりました。
先日のトークは彼が幼い頃に患っていた「パニック障害」を瞑想でどう克服したかというテーマでした。幼い頃パニック障害があったミンギュル・リンポチェは瞑想の指導者であった父から最初に「パニックと戦うなレットゴー(手放し)しなさい」と教わりました。
手放す、とはそのままにしておくということです。そのままにしておく、とは何もしないということです。それはどういうことでしょう?
体にパニック障害など不快な症状が現れると、私たちはまずそれに対して嫌悪します。パニックが起こったことに嫌悪して、パニックに対してパニックする訳です。
パニックがくる→パニック嫌だ!→パニックにパニックする→パニックが治らない→ますますパニック→無限ループ という感じ。
レットゴーするというのは、パニックが来たらそのパニックに対して何もしないということ。ただ体の感覚に気づき、心の動きに気づき、それを観察する、見ている。行き過ぎる雲をみるように。
もちろん、簡単ではありません。身体感覚が強烈であれば観察する余裕などありませんから。ミンギュル・リンポチェ自身もこれができるようになりパニックが起こらなくなるまで5年かかったと言います。
レットゴーとは無関心でも諦めでもなく、自分への大いなる慈悲なのだとミンギュル・リンポチェは言います。それは限界のない受容性、深い優しさなのです。
私たちはふつう、自分にとって好ましいことはウエルカムですが、
自分が嫌いなこと、避けたいことが起これば必死に抵抗します。
例えば瞑想をしていても、心地よくピースな体験を追い求めますが、周りでやかましい音がして気が散ったり、ぐるぐる思考が止まなかったりすれば「今日の瞑想は良くなかった」と評価します。しかし、瞑想のエッセンスは気づきですから、「ぐるぐる思考が止まなかった」という気づきがあれば、実はそれでOKなのです。
私たちはそうした評価を人生の全ての場面で行い、往々にして批判的な眼差しが多くなりがちです。
しかしそれに気づき、全てを起こるがままにしておくとき、自分が自分に対して行っている批判すらそのままにしておくとき、私たちの心は真に開かれ、限界のない受容性が生まれます。それこそが愛であり慈悲なのです。
もちろん言うが易しですので、現実には瞑想や聖典を学び、様々なテクニックや対処法、洞察を繰り返し落とし込んでいくプロセスがあります。身体感覚が強烈であれば、まずは何より食事や運動も大切ですし、辛い時は医学的な治療も有効になります。一つの方法に固執するのでなく、様々なアプローチを大いなる受容性とともに向き合っていく。
世間では人生を思い通りに動かすテクニックは沢山溢れていますが、人生に対してどうレットゴーするかというテクニックは、あまり大きくは語られません。
しかし、突き詰めてみると、魂の真の成熟とは、人生を自分の思い通りに動かすことより、むしろ、思い通りにならない人生にどう開いていくか、ということにかかっているように感じます。
なぜなら自分の思い通りとは、まさに「エゴ」の思い通りということですから、物事がエゴの思い通りになっている限り、私たちはエゴを越えることができない、とも言えます。
私たちがこの時間と空間の制限を受けた人間として生まれてきた以上、肉体の老化と死は必ずやってきますし、それに伴う病や、痛み、感情的な葛藤、など一筋縄ではいかないものと対処し続けます。この限界ある体を抱えて、何とか自分の思い通りに人生を動かしたいと望みますが、そうそう簡単にはいきません。
例えば、そういう時、占星術や他の占いなどはその問題のありかをよりクリアにしてくれるのに役立ちます。また、どういう時期に問題が起こりやすいか、問題がどのくらいの期間続くのか、あるいは比較的楽で、努力の成果を得られる時期はいつなのか、といったことを予測してくれます。
それによって向き合い方を学べても、ホロスコープに現れた象意そのものが消える訳ではありません。
多分占星術を学ぶ人なら誰でも自分のホロスコープを眺めて、「ここがもう少しこうだったらいいのになあ」「何でこんなにこのハウスが傷ついているんだろうなあ。」「難しいダシャーばかりが続くのはどうしたことか」とため息をついたことがあるはずです。
あるいは、ホロスコープ上で自分のテーマや問題点が浮き彫りになってくると、何とかしてこれを達成させねば、解決させねば、私は幸せになれない!と力んでしまうこともあるかもしれません。
占星術でもマントラやプージャやお布施など多くの解決策が用意されていますが、究極的には「気づき、慈悲、智慧」を瞑想や学びで育んでいくことが、最良の処方箋なんだろうな、と改めて思いました。
ヨンゲ・ミンギュル・リンポチェの言葉のように、限りのない受容性こそが究極的な自分への愛情と慈悲だということを忘れずにいること。これが運命を越えるもっともパワフルな方法なのかもしれません。
不快で悪いものを避け
快適で心地よいものを渇望する
この心の動きを超えていくこと
それは大空を過ぎる雲にすぎず、
空そのもの性質にはなんの影響も与えない
そして、私たちは常に形を変えて流れる雲ではなく
この大空そのものだ、という理解
全てを受け入れ、受容する大空
この空を忘れずにいること
そうすれば、一見悪い出来事も、気づきと深い慈悲に開くための、大いなるチャンスと見ることができます。もしも、不快な出来事を極端に恐れることがなくなったら、それを友とできるようになったら、状況に左右されない受容、すなわち幸福が、いつもそこにあるということです。
そうなったらホロスコープを開く必要なんて全くないのかもしれません。
とはいえ、その旅路の途中にある人間にとっては、自分がとこでスタックしやすく、どこで晴れが来て、どこで雨が降るのか知っておいたほうが、歩みはぐんと楽になる訳で...
そんなバランス感覚を失わず、自分も占星術と付き合っていけたらと思っております。
実際つい自分のホロスコープに引きづずられすぎて「あああ、何でここがこうなのか...」とため息をつくことがよくあるので、そういう時は、視点をもう一段上に上げて、気づきと慈悲の視点から物事を見られるように。
様々な色形の雲が、大空の上をよぎっていこうと、私たちの本質は、広大で澄み渡った、「空」なのだ、ということ。
この限りのない受容性こそが、限りのない自分への慈悲なのだということを、忘れずに。
インド占星術の鑑定、承っております!
インド占星術鑑定 お客様の声
LINEスタンプ発売中!
ベリーダンスコスチュームのオンライン・ショップ、ガラムガラムさんとのコラボ企画でラインスタンプを作りました!
只今絶賛発売中でございます。
前々から作ろうと思いつつ、やっとやっと実現しました。
すでに色々な方が使ってくださって、ラインで「買ったよ~」とスタンプされてくるのが、嬉しい限り。
ありがとうございます!
自分も使っていますが、かなり愛着湧いてます。
作ってみると、スタンプならではの注意点が色々あり、微調整が意外と手間取りました。
今回は、ベリーダンサーの方々に向けて、大人可愛い&エキゾチックテイストをテーマにして描いてみました。
そして最終的に学んだのは、なんだかんだ丸っこいのがやっぱり目立つのだ、ということ。
要するに「スタンプ」なのだから!
おかげで、コツはだいぶ掴めたので、また作ってみたいです。
次はインド編!ですね。
16個入り50円、ぜひ使ってみてください!
(今日は短めで失礼!)
瞑想やヨガ、インド占星術、創作活動、日々の暮らしや旅など、色々綴っております。基本的に長文です。
by Yuriko
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