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あなたの魂の見つけ方〜AKとナクシャトラ

あなたの魂の見つけ方〜AKとナクシャトラ_c0010791_23045779.jpg


こんにちは、ゆりこです。

またしても久々の投稿になってしまいました。


今日はアートマカラカとナクシャトラの関係をどう見ていくかについて、YouTubeの「Power of the Atmakaraka Nakshatra」という動画を紹介したいと思います。


アートマカラカ(以下AK)個人のホロスコープの中で度数が一番高い天体を指します。(こちらの過去記事でも紹介しています。)

アートマ→魂 カラカ→表示体 で魂の表示体。

AKはジャイミニ占星術で使用される概念で、調べていくと非常に興味深いです。チャートを見る上で、新しい視座を与えてくれる要素だなと思います。


今までは月やラグナと合わせて補佐的にチェックする程度だったのですが、この動画の中ではAKをチャートの中の王様、プレジデントとまで言っています!え、そこまでの存在だったのかAK?!


ということでこのYouTubeの対談は、アメリカ人占星術師Ksanatiさんとインド人の占星術師Sunilee Jani PawarさんがAKについて語り合っています。インド占星術系のyoutuber 同士ってけっこうお互いのチャンネルに出演して語り合っているんですよね。しかも結構長々と。

ということで早速意訳してみます。時々理解できないし、話が飛んだりするのでポイントをまとめてAKとナクシャトラの関係を読み解きます。


以下意訳


*****************************************************************************************

「Power of the Atmakaraka Nakshatra」

AKはチャートのプレジデントのような存在。古典ではAKとナクシャトラの関係はほとんど言及されていないが、AKの惑星の示すものを深く知ることが、自分の魂の成長を促す鍵になる。そにためにもAKのナクシャトラの理解は欠かせない。


AKはチャートの中で最もパワフルな存在で、様々な惑星のエネルギーを最後に統合して決断しているのはAKだと言える。月、ラグナ、太陽のナクシャトラと同じくらい、AKのナクシャトラはパーソナリティに大きな影響を及ぼしている。


各ナクシャトラにはそれぞれ支配神が存在するが、このディヴァインエネルギーがAKに強く関わっている。支配神のシンボル、示すものを知ることはAKのテーマを落とし込む助けとなる。支配神のエネルギーがAKを通して私たちに働きかけるからだ。


その支配神のエネルギーの働き方をAKとナクシャトラの関係から検証できる。



レイヤー1:AKの惑星、サインとナクシャトラのシンボルの関連で見る。


例えば、アシュビニーの支配神はアシュビニークマール。ヒーリング、医療、アーユルヴェーダの神様。もし、太陽がAKで10室のアシュビニーあるなら、高揚の太陽なのでアシュビニークマールは10室のテーマにおいて、ガーディアンエンジェルのように働くかもしれない。しかし、それがもしAKが土星で10室なら同じアシュビニーでも減衰している。10室の目的を叶えるためには時間がかかるし、チャレンジを通してそのアシュビニークマールのエネルギーが働くかもしれない。


減衰しているから目的が完遂できないのではなく、多くのチャレンジを伴うと自分は読んでいる。



AKは魂でありキング。AKは魂の乗り物で、あなたの魂がどこにいるかを教えてくれる。


他の惑星はそのキングに従う。AKは魂なのだから悪い結果をもたらすことはない、必ずそれがもたらす果実は良きもの。なぜならそれが魂の願いだから。けれどAKと関わる星が吉星ならその味わいはより甘くなる。


AKが他の分割図でどこにあるか、またAKをラグナとしてチャートを見てみると、AKがその目的をどのように完遂させるかを見て取ることができる。



レイヤー2:AKの惑星とナクシャトラの支配星の関係で見る。


AKの惑星とナクシャトラの支配星が友好か敵対かの関係は大切。例えば太陽がAKでハスタにあるとしたら、ハスタはクリエイティブなナクシャトラなので太陽はクリエイティビティを通して目的を叶えると読める。月と太陽は仲が良いのでエネルギーもスムーズに働く。月のエネルギーが強いので表現がエモーショナルになる。


けれどもしもAKが土星でハスタなら土星と月は仲が悪いので、ハスタのエネルギーをうまく表現出来ないかもしれない。

一方でAK土星が金星支配のナクシャトラであれば、良い果実を得るのはもっとスムーズになるだろう。


AKと一緒にいる惑星もチェックする。なぜならAKがコンジャンクトしている惑星のエネルギーを抑えて、自分の価値を発揮する必要があるから。例えば、AKが太陽で月と一緒だとすると、月のマインド、感情を抑えて、より自分を出していくと言った風に見る。

(訳註:つまりAKはキングなのでその星がボスになる必要があるということかな?)



AKの惑星とナクシャトラの支配星がコンジャンクトしているのはとても良い。例えばUパルグニーにAK水星があって、太陽とコンジャンクトしているとその果実はブーストする。さらにAKの惑星がヨガカラカだったり、高揚してたらそのハウスのパワーはより大きくなっていく。またAKの惑星とナクシャトラの支配星が同じならば、よりAKの力を強める。


AKの惑星とナクシャトラの支配星がどんなヨガを作っているか、また位置関係も大切。3−11とかなら良いし、6−8や2−12だとお互いのエネルギーの疎通が上手くいかない。


AKとサイン、そしてナクシャトラの支配星、それらの関係がギクシャクしていると、例えナクシャトラ自体の示すものがパワフルだったとしても果実をスムーズには受け取れない。

またラーフやケートゥとコンジャンクトしていると、目的を果たせない訳ではないが、その道のりには不安定さが伴う。



アートマとは魂のこと。それは要するに私たちが過去でやって来て残してきたもの。もしもAKが26度の位置にあるなら残っている4度が既に済ませてきたことで残りの26度が使うべき度数。


つまりアートマカラカはカルマをペンディングしている。その残されたものを完遂できるかどうかは5ハウスの強さで見る。5ハウスは過去世のカルマだから。


AKとナクシャトラの支配星との関係はとても大切。それは全てのカーラカに言えることなので、全体を通して何が強いか見てみると良い。


もしAK土星がローヒニーにあるとする。ローヒニーは非常に快楽的な5感のセンスが強いナクシャトラだけど、ここに土星が来るとどうなのか、土星と月の関係は良くないが、月は牡牛座でムーラトリコーナになる。元々土星と月の組み合わせは、無執着的な傾向が強まるので、この土星はローヒニーの質を神への献身という形で表現するかもしれない。


もしもAKのナクシャトラがデモーニッシュなものであったとしても、AKの目的がデモーニッシュというわけではない。が、そのデモーニッシュな質と向き合うことを通して、目的を完遂すると見ていく。


各ナクシャトラにはカーストや職業が配されているが、一説には今生は、AKに示されたソーシャルクラスに向かっていく、居心地が良いと感じる傾向にある。

(一方月やケートゥに示されたソーシャルクラスは過去世を示唆しているとか。)

(訳註:カーストと書くと聞こえが悪いですが、そこに象徴される性質と読んだ方がいいかなと思います。)


意訳以上、以下感想

*****************************************************************************************


この動画でも言及されていますが、AKに関してはまだまだ検証が必要な分野だろうと思います。AKにラーフを入れるかどうかでも意見が分かれています。ラオ先生はラーフはAKに入れないとおしゃっていますが、西洋で活動している占星術師たちはラーフをAKに含めている人が多い印象です。(流派が違うのかな)


そもそもインド占星術において魂の目的というテーマが重要視されるようになったのは、ごく最近のことでしょう。それまでは豊かに安全に暮らせるか、子孫を残せるか、家が繁栄するか、そのダルマを完遂してモクシャへ向かう、それ以外に目的なんてあるの?って感じだったんじゃないかなあ。うちの親だって魂の目的?なんだそれ?って言いますよきっと。


それからAKというのはカルマをペンディングしている場所というのを忘れてはいけないかな、と。魂の中核はピュアなものだったとしても、そのエネルギーがカルマを抱えて、特定の惑星の、特定のナクシャトラのエネルギーを身に纏ってやってくるという感じではないかと勝手に感じています。完遂すべき課題なので、むしろ苦手なこと、恐れていることに向き合う可能性だってある。(そこが凶星や吉星の絡みで見られるのかもしれません。)


AKを起点として見て、通常のラグナロードがどのハウスにあるかで、どんなテーマをペンディングしているかを見ることができるという説もあります。またAKを起点とした6ハウス8ハウスがそのテーマを完遂する上での障害、9ハウスがサポートしてくれる存在を示すとか。


だからAKと関わるダシャーは重要だけどいいことばかりではない。むしろAKと共にカルマがアクティベイトする時期と見る事もできます。


とはいえ自分のAKの惑星の象意やナクシャトラについて知ってみると、色々発見があると思います。月やラグナが示すものは本人が素直に自分だと思っているイメージに近いけれど、AKはもっと深くにある何かという気がします。


個人的に以上の方法で自分のAKを検証してみたときに、通常の読み方ではクローズアップされない要素が浮かび上がってきたりして、「なるほど、このテーマはここに出てたのか!」と腑に落ちた部分がありました。


日常の自分のさらに奥でいつもドローンのように鳴り響いている何か。案外自分より自分の身近な人の方がキャッチしているものかもしれません。


こちらが動画になります!




















# by umiyuri21 | 2021-08-28 23:07 | 占星術

幸福が生まれる場所

最近は通学時間が長いので、その間YouTubeで占星術チャンネルを聴き続けています。今気に入っているのはKRSチャンネルというもので、アメリカ在住のインド人占星術家のラージ・カピエルさんがさまざまなインド占星術のトピックを語っています。

9年前から継続しているチャンネルのようでこれがかなりのボリュームなんですよ。

普通にハウスや〇〇サインの月は、みたいな基礎的なネタから、ジャイミニやナクシャトラまで本当に多岐にわたってるんです。コミラ・サットンやマーク・ボニー、アナンド・アビギャ君などの有名どころとの対談コーナーもあったり。

かつては映画業界で働いていたようで、音声やカメラにも気を使い、ちゃんと作り込んでいます。英語もクリアで表情も豊かで、見ていて飽きません。


特に面白いのは「AXIS DANCE」という、ラーフとケートゥ軸の各位置について語っているシリーズ。最初に本人が踊って登場するというインド人ならではのエンターテイメント精神がたまらないです。しかも内容は結構深い。


で、時間がある時にいくつか意訳して紹介しようかと思っておりました。

今回はそうした膨大なアーカイブの中でも比較的短い小ネタでありつつ、示唆に富み印象的だった動画を紹介してみようと思います。


題して「幸福の源はどこにあるか」


占星術においてどのハウスが最も幸福をもたらすものでしょう?


幸福感や快適さに関するハウスは通常は4ハウスとされています。

私たちが深い安心感を得られる場所、家や母親を示します。


しかし私たちがより深い幸福を感じる場所は、実は8ハウスと12ハウスに表されているのかもしれません。


なぜなら8ハウスは5ハウスから4番目のハウスであり、12ハウスは9ハウスから4ハウス目です。ご存知の通りインド占星術では1−5−9のラインはダルマトライアングル、幸運を示すトリコーナハウスです。


あなたが12ハウスのマターにしっかりと意識を向ければ、大きな幸福を感じることができるはずです。12ハウスのテーマである瞑想やリトリート、長く遠くまでの巡礼は充実感と至福をもたらします。12ハウスは損失のハウスですが、それはアイデンティティを失う場所でもあります。


私たちが通常感じている惨めさは、実のところ自分自身が生み出しているものに過ぎません。それは強い「エゴ」の感覚によってもたらされるのです。「私がこれをやった、あれをやった、これは私のもの、私とは何某だ。」という際限のないエゴの感覚です。このアイデンティティを通してカルマの時計は動き出し、結果を追い求めて惨めになる訳です。


そう言う意味では、最も不幸を生み出すハウスは11ハウスです。希望、欲望、獲得、これらは全てエゴと直結しています。よく言われていることですが、沢山のお金は多くの問題を引き起こします。多くの物を得れば失うことを恐れます。11ハウスは4ハウスから8つ目でもあります。


では8ハウスがなぜ幸福を生み出すのか。

8ハウスは何であれ、あなたを深く変容させるものを表します。また、人は誰でも知らないことを知ることに大きな喜びを感じます。8ハウスはオカルト、神秘主義、秘密のハウスです。人はみんな秘密が大好き、だから占星術が好まれるんです。


隠された物を発見した時、エネルギーを感じ幸福感を得ます。

そしてもちろん8ハウスのテーマの一つである、性的な喜びに人は深く惹きつけられます。この性的な喜びもタントラというスピリチュアルな道と繋がっています。みんなタントラを単なるセックスだと思っているでしょうけど、本当は厳格な儀式や修行を必要とするものですよ。


いずれにせよ、私たちが深い幸福を感じることは、実は12ハウスや8ハウスと関わることであり、それを失うのが11ハウスなんです。


11ハウスは大きな人の集まりを表しますが、そうした大勢の人の中にいると逆に人は孤独を感じるのです。自分が他者と隔たった分離した存在だと感じる時、人は惨めになるんです。


以上意訳終わり





なかなか洞察を深めてくれるお話だと思いました。みなさまいかがでしょう?

12ハウスと8ハウスは一般的にはドシュタナハウスで困難や損失を表し、できればここに星がない方がいいとは言われますが、モクシャハウスというスピリチュアルな成長には欠かせないハウスです。


逆に11ハウスは分類的にはウパチャヤハウスで、吉ハウスではないのですが、現実としてそこの惑星があると、社会的な獲得や富、成功を示します。


そこにインド占星術の深さと面白さが、(人生の深さと面白さと言えるのかもしれませんが) あると思います。凶はずっと凶でもなく、吉はどこまで行っても吉な訳でもない。常に両義的な意味を含んでいて、その全体性を捉えることが、人生と向き合う成熟したあり方と繋がっているように感じます。


私たちは本当の幸せは「自己」を失うことだと、心の底では知っています。

自己を失う場所、それがモクシャハウスです。

母親の子宮でのまどろみ 安全  4ハウス

深い変容 秘密 8ハウス

瞑想や巡礼 眠り、性的喜び 12ハウス


それなのに何故か「自己」を強化させる、さまざまな行動に駆り立てられるのです。あれが欲しい、これが欲しい、私はあれを達成したい、競争に勝ちたいという。


モクシャハウスの対面にあるのがアルタハウスです。


12ハウスの反対に、競争や労働を表す6ハウスがあり、

8ハウスの反対に、お金や物質的豊かさ、家庭生活を表す2ハウスがあり、

4ハウスの反対に、社会の表に立ってキャリアを積む10ハウスがあります。


いわゆるサンサーラ活動というやつですね。


私たちのエゴが幸せと呼ぶものは、富や成功、理想のパートナといったアルタハウスのテーマを獲得することに関わっています。得たいという欲望に駆り立てる力がカーマハウスに表されているのかもしれません。


けれど究極の幸せは、ただ「自己」という感覚を手放して、深く寛ぐことの中にあります。

どんな立派な家や車があっても、そこで安らかに眠れなければ、人は自分を幸福だとは感じないでしょう。私たちがまざまな物を獲得したい、地位を得たい、成功したい、認められたいと願うのは、それはただ、本当はただ深く寛いで、心配事もなく、安心して眠りたいだけなんじゃないか、と。


同時に、人はずっと眠り続けている訳にもいきません。この世界に生きている限りアルタの活動に関わらなければならないのです。


そして呼吸するように、モクシャとサンサーラの間を行ったり来たりするのです。

吐く息から吸う息、死から生へ、夜から昼へ、古い生から次の生へ。


次はラーフとケートゥシリーズも紹介したいです。





# by umiyuri21 | 2021-07-18 23:25 | 占星術

仕事と10室

仕事と10室_c0010791_11290369.jpg
5月から求職者支援制度という制度を利用してデザイン学校に行き始めました。

いわゆる職業訓練校ですが、雇用保険を支払っていない私のような人も利用できる制度です。


手描きでイラストを描き始め、その後フォトショップに移行しましたがお絵描きに必要な機能しか使っていないし、イラストレーターは全く手をつけてはいませんでした。使えるようになったら仕事が広がるだろうと思いつつ、急遽必要じゃないからと、伸ばし伸ばしになっていました。学費もソフトも結構高かったし。


国の制度なので、終了後は就職が必須。書類も色々提出したり、ハローワーク通いも必須、出欠もかなり厳しいです。クリエイティビティより仕事に役立つ技能を身につけるのが目的なので、授業はガンガン進みます。とはいえこれだけのボリュームを学ばせてもらえるのはありがたすぎます。


いきなり始まった学生生活にてんやわんやですが、学ぶことは好きなので、追われながらも楽しんでいます。すっかり生活のペースが変わってしまいました。ブログも滞りがちです。


この制度ができたのは2011年、比較的新しいもののようですが、もっと早く知っていれば良かった。(何でも遅いんですよね…)

色んな分野の学校があるので、興味を持たれた方は調べてみて下さい!


現在、働き方の大幅見直しということで、必然的に自分のホロスコープを取り出して、ああでもない、こうでもないと考えています。

通常仕事を見るときは10ハウスとその支配星の絡みも見ます。D1だけでなく、D9、D10も合わせて見て、そこから繰り返し現れる特徴を導き出します。

10ハウスだけでなく、ラグナも重要です。


仕事は多くの人にとって興味のあるテーマなので、ネットで検索すると適職を見る際の様々な検証方法が見つかります。

しかし概して、インド占星術って見るところがいっぱいあるせいか、逆にこれが適職だ!と絞るのは難しいみたい。


最近はYouTubeで海外の占星術動画をよく漁っています。分母が大きいので、かなり色々な検証や分析を得ることができます。


そうして得た情報を総合して検証すると…

普通ではない変わった仕事、

色々な仕事をする(ひとつの仕事を長く続けるのではない)

家で仕事をするのが良い

コミュニケーション、伝達する仕事

12ハウスと絡む仕事

金星を使った仕事 などなど


たしかに自分の状況に合致しています。

さらには、今回の人生は、外でガンガン仕事するよりも家での生活、内側の平安、プライベートライフの充実にシフトが置かれている、という象意が何回も出てきます。だから家で仕事するのが向いているということ。


そんな微妙な働き方で生活できるほど稼げるかっていうのはまた別の話ではありますが、これが適職です!とはっきりは出にくい分、自分が自然に向かっている方向性をよりクリアするために、インド占星術での検証はとても役立つかもしれません。


10ハウスは仕事、キャリアを表すハウスと言われます。社会的に一番目立つハウスでもあり、要するに「社会的な顔」を表す場所とも言えます。でも、社会的な顔=お金を稼ぐ方法がいつも一緒とは限りません。

大きな視点から仕事を考えると、「仕事=それで食べていけるもの」という概念を一旦切り離してみるのも良いのかなと思います。


例えばインド占星術の大家であるラオ先生は、インド占星術でお金を稼いではいません。彼が生活の糧を得ていたのは政府の役人という仕事からでした。

でもラオ先生といえば占星術家、それに異論を唱える人はいませんよね。


もっと有名な人だと画家のゴッホは生前1枚しか絵が売れなかったことで有名ですが、ゴッホといえば画家、それ以外にはありません。


私の好きな詩人、金子光晴も晩年になるまでは詩ではほとんど稼げなかったそうです。伴侶で作家の森美千代に食わせてもらってた。


もちろん、社会的な顔と経済活動がイコールであることが望ましいのですが、実はそうじゃない人って思ったより多いのかもしれません。

そして仕事=それで食べていくもの という縛りがなくなれば、天職の幅ってものすごく広がりますよね。あらゆる活動が「天職」になり得ます。


自分の仕事が、世界にどんな影響を与えていくか、それは本人にすら分からないのです。例えそれが一銭にもならなくとも、今ならはたまたインスタでアップされたその作品を見た地球の裏側の誰かに多大なインスピレーションを与える可能性だってあるわけです。そしてその「良いカルマ」が全く思いがけない形でペイされる場合もあります。


芸術作品のみならず、私たちが普段生きてきて、様々な人と関わりあう。その時のちょっとした一言や動作が、巡り巡って大きな結果を生み出すこともあるでしょう。結局私たちは皆、宇宙の依代みたいなものですから。


仕事=お金を稼ぐとは限らない、むしろ自分の「仕事」の為に何らかの方法でお金を得るのもありなわけです。そうすると、チャートの読み方もずいぶん変わってくるのかなって思います。今回の人生で社会的に一番目立つ顔、あるいは取り組んでいくテーマと何でお金を得るかはまた別の話と、頭を切り替えてみたら、意外とその方が10室に現れる象意が意識しやすくなるのかなって。


人がどうやってお金を得るというテーマは2室や6室、11室などで見ます。純粋に労働としての仕事なら6室。11室が強ければ不労所得もあり、8室が強ければ遺産やパートナーのサポートで食べていけるかもしれませんし。


今の社会ではお金を稼ぐことにかかる時間もエネルギーもあまりに大きすぎるので、どうしても仕事=経済活動と捉えざるを得ない。そこがこれから、少しづつ変わっていったらいいなあと思うところです。お金も最近はどんどん記号化してきているし、やがて生きていくために必要なものを交換するポイントくらいになったら、仕事に対するもっともっと自由な発想が生まれてくるんじゃないかな。


占星術の鑑定も行なっております。詳細は下記からどうぞ!














# by umiyuri21 | 2021-06-15 11:36 | 占星術

ドゥルガー女神に祈りを込めて

ドゥルガー女神に祈りを込めて_c0010791_20382665.jpg


今年もガラムガラムとのコラボでTシャツを作りました!



毎年女神をテーマにイラストを描いていますが、今年はドゥルガー女神です。

以前も一度パーカー用に描いたんですが、今その存在がグーっと深く迫ってくる女神はやっぱりこれだなと。


戦いの女神ドゥルガーは別名をシャクティ・デヴィとも呼ばれ、シャクティの化身である女神の中でも最強だと言われています。シヴァの神妃とされ、その名前は「近づき難いもの」という意味、インド全土で広く信奉されている女神です。ドゥルガープジャやナヴァラトリというドゥルガーを祀るお祭りは有名ですね。


シャクティとは一般的には性力、フォース、といった意味に捉えられておりますが、実はもっと深く広い意味があります。


ヒンドゥータントリズムの世界観では宇宙は男性原理によるシヴァと女性原理によるシャクティによって創造されます。シヴァが永遠に変わることのない純粋意識、仏教的に言うのであれば「空」であるのに対し、シャクティはあらゆる現象を生み出す「色」です。


もちろんこれらは対立するものではありません。

色即是空、空即是色であり


空がなければ色はなく

色がなければ空は自らを知ることがないのです。


シヴァは見ることを願い

シャクティは見られることを願う

その相互作用がひとつとなります。


互いに補い合い絡まり合うその躍動が宇宙を創造してゆく、

その様がシヴァとシャクティのダンスとして様々な様式で描き出されています。


ダンスですから一瞬一瞬が変化していきます。

一つステップを踏めば破壊が、次のステップでは新しい創造が

この止まることのない運動が現象世界として顕現されます。


この現象世界を創造するエネルギーがシャクティであり

それが女性原理とされているのは、女性が出産する機能を持つからでしょう。


インドには様々な女神が存在しますが

それらは全てシャクティの化身とも言えます。

中でもシャクティ・デヴィとも呼ばれるドゥルガーはその代表格なのです。


ドゥルガーは戦いの女神、しかし自分の都合や欲から殺戮するのではありません。

厄災やネガティブなエネルギーから人々を守護するため、愛と母性から立ち上がります。8~10本の手に様々な武器を持ち、彼女が武術の達人であることを示します。虎かライオンの背に乗っており、これらの猛獣は地上で最もパワフルなシャクティの持ち主です。またドゥルガーが恐れを知らないことを表現してもいます。


また彼女は不要な暴力や破壊に対して怒り、魂の深化へ向けて、断ち切り、打ち壊すべきものの為に現れます。


今まさに世界で起こっていることはドゥルガーの怒りそのものかもしれません。私たちが地球に対して不要な戦いと殺戮を繰り返してきたことへの怒りでもあり、次のステップを踏むための破壊なのかもしれません。


そして、ドゥルガーの絵を描きながらふと、「魂のイエスにためにノーと言う」という言葉がが胸をよぎりました。


「ノー」と言うことを我慢していませんか?

自分にとって最も大切なものはを奪われそうになった時、それを守る覚悟はありますか?

批判を恐れて、行動することを止めていませんか?


ドゥルガーの姿を思い浮かべながら、厄災からの守護を願い、

自分の中の強さや情熱を呼び起こしてみてください。

色々な意味で今まさに、私たちはドゥルガーの力を必要としているのかもしれません。


ドゥルガーのマントラはこちらです。チャンティングするだけでなく流しておくだけでも効果がありますよ。






# by umiyuri21 | 2021-05-14 20:42 | 仕事

人生のバグポイント〜ラーフとケートゥ➁

人生のバグポイント〜ラーフとケートゥ➁_c0010791_18331000.png


コミラ・サットン先生の「The Lunar Nodes~Crisis & Redemption」を読んでいます。

これは丸ごと一冊ラーフとケートゥについて書かれた本で非常に興味深い!

ということで今日もラーフ・ケートゥについて。


ラーフとケートゥは実際の星ではなく、日食月食が起こるポイント、つまり虚星です。ラーフは西洋占星術ではドラゴンヘッド、ケートゥはドラゴンテイル。

インド占星術ではラーフは未来へ向かうエネルギーで、ケートゥは過去にまつわるエネルギーです。


基本的に凶星とされ、ラーフとケートゥ軸のハウスは不安定になるので、なるべく単独で在住するのが良いとされます。

ラーフとケートゥは実際の星ではないので、加減が分からず限度を超えてしまう、バグっぽい働きをするからです。その軸に惑星があると、その惑星もバグの影響を受けてしまいます。


バグなので、ラーフケートゥが関わると時空がズレるような通常モードとは違った状態になってしまいます。

ホロスコープ上のラーフケートゥの位置はその人が無意識的にハマりやすいポイントをしており、逆を言えばラーフケートゥ軸のあるところを通じて人は課題と学びを得るのかもしれません。手痛い経験をもたらす事も多いですが、それが次のステージへ人を押し上げていく原動力になる。だから結構大切なんですよね。


凶星だからと目を背けるのでなく、ラーフとケートゥに向き合うことで、私たちは過去から引きずって来たもの、オブセッションとなっている何かを知ることができます。そして自分が何に渇望しているかと言うことも。


ドラゴンヘッドであるラーフは頭しかないドラゴンです。ラーフは貪りを指し示します。頭しかない虚星のラーフは決して満足せす、欲求不満に駆られて、前へ前へとアクセルを踏みます。ラーフは食べても食べても満たされない魔族で、自分を過信し野心家です。なのでラーフが関わる時期は社会的には大きく成功できたりもします。しかし所詮は魔が見せる幻影、図に乗って傲慢になれば大きな落とし穴が待っているのです。人間の「欲」の姿そのものと言えますね。


インド占星術では、全ての魂の本当の目的は「解脱」とされています。この輪廻のサイクルを抜けて自由になること、源に還ることです。今生もしも煩悩にまみれた人生を送っていたとしても、幾度も肉体を変えながら、いずれそれは究極の幸せではないことに気づきます。どんなに快楽を貪ったとしてもそれは魂を満たすものではないと、心底理解するまで人は渇望し続けます。


ですのでラーフは貪る魔族でもありますが、実は真に探し求めているものは内的な幸せです。自分のデモーニッシュな欲求をスピリチュアルなものに転換する、それがラーフのレッスンとも言えます。



一方頭のないケートゥは永遠の遊行者です。ケートゥは過去を示し、過去から引きずって来た傾向やカルマ、そして知識を保持しています。ですからケートゥが関わる時期は、急に過去に学んだ事を思い出したり、カルミックな人物や出来事と出会ったり、過去世で縁があったと思われる場所に行ったり、ということが起こりやすいと言われます。

またケートゥの性質は「拒絶」、生来のサンヤーシであるケートゥは現世と積極的に関わる事を拒絶します。何でも断捨離したくなっちゃう訳ですね。物質的な繁栄には興味がなく、理想主義的でスピリチュアル。真実を求めて彷徨います。ケートゥは判断ミスと関連しますが、頭がないがゆえに執着がなくなるので、捨てなくてもいいものまで捨ててしまうのかもしれませんね。


ケートゥが関わる場所は地に足が付けにくいとも言えるかもしれませんが、逆に直感的で抽象的な思考はケートゥが得意とするところです。占星術とも深い繋がりがあります。また目に見えないもの、ウィルスを示したり、原因不明の病気とも関連しています。


ラーフは前へ前へつんのめるように追い求め、ケートゥは異世界へと私たちを引き込みます。頭がないのですから、どこへ連れて行かれるのか分からないのです。非常にミステリアスな星とされ、ケートゥが持ち込むカルミックなレッスンは時に大きな痛みを伴いますが、不思議な体験をしやすい時期でもあります。内側に引きまれていくので、集中力はアップし瞑想や内的な修行、研究や学習にはぴったりです。


またラーフもケートゥもアウトサイダーなので、海外と縁が深まることもあります。そして軸で動くラーフやケートゥは、どんな人にとっても対面の7ハウスに星があることになりますので、ダシャーでは出会いが起こりやすいと言われています。(ただし不思議な人物に惹かれたりもするので若干注意)



ラーフケートゥ軸がどのハウス、どのサイン、どのナクシャトラにあるかで、今生前のめりになりやすいテーマ、恐れを感じたり引き気味になりやすいポイントが見えてきます。それらは日常生活ではあまり意識されないかもしれませんが、深いレベルで私たちの人生に浸透し、時期が来ると現象化します。


普段からラーフケートゥの指し示しているバグポイントを意識することは、私たちの影なる部分を理解することにも繋がります。影は暗闇に閉じ込めておけばどんどん濃くなりますが、意識という光を当てることで、それらをポジティブな智慧に変容させることができます。


インド占星術の鑑定ではそのようなスピリチュアルなテーマにも対応することができます。ご興味のある方はこちらまで!



# by umiyuri21 | 2021-05-03 18:38 | 占星術


瞑想やヨガ、インド占星術、創作活動、日々の暮らしや旅など、色々綴っております。基本的に長文です。


by Yuriko

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