ケーララの聖者

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今日はケーララ州が誇る聖者、シュリ・ナーラーヤナ・グルジ(1856-1298)の命日という事で、公共機関は休日だそうです。シュリ・ナーラーヤナ・グルジは、ケーララ州以外ではほぼ無名ですが、ケーララ州では絶大な尊敬を集めています。町のあちこちに彼の肖像画を見ることができます。

ナーラーヤナ・グルジはアウトカースト出身で、「ひとつのカースト ひとつの宗教 ひとつの神 」というスローガンを唱え、宗教家でありながら、社会活動を熱心に行い、ケーララの社会を大きく変えたんだそう。
当時のケーララの社会はカースト制度が厳しく、アウトカーストの人々は学校に行けないどころか、上半身に服を着ることも禁じられていたそうです。
そうした制度を変革し、ケーララに孤児院や学校を多く作ったのだとか。

現代ケーララの社会制度が他州に比べて整っている背景としては、近代の藩王国が教育の普及熱心だったこと、キリスト教徒が多くミッショナリーの活動が盛んだった事、母系制の伝統が残っていたこと、そしてこのシュリ・ナーラーヤナグルジの存在が大きいのだそうです。彼の聖地にはダライ・ラマも訪問されたことがあるみたい。活動する宗教家だったんですね。

今日の朝ごはんはいつもより質素で、チャイもなく、チェチの姿が見えなかったんだけど、彼女は食事を作ったらすぐに、寺院に行ったらしい。聞けばチェチはナーラーヤナグルジと同じコミュニティの出身なんだそうだ。

そういえば、この近くにアシュラムがある女性覚者でアンマも、漁師カーストの出身で、やはり社会的な活動を熱心にされていますね。ちなみにケーララはコミュニストがかなり権力を握っている州でもありしょっちゅうストライキをやっていますが、

なんとなく、瞑想だけがっつりするというよりも、身体や活動を通して精神修養をするという素地が強い印象があります。ボディオリエンテッドな感じかなー、武術の伝統があったり、食への意識も高いですし。これがヒマラヤの方にに行くと、瞑想色がどーんと強くなる感じ。

そこで思い出しましたが、以前ヨガのTTCをケーララで受けた時に、インド哲学を教えてくれたスワミジがお隣タミル州の出身、で何かとケーララと張り合う発言をしていました。w その時に出家者はタミル州や北インドでは尊敬され、アシュラムからアシュラムを転々としていれば、寝食も保証され修行に打ち込めるけど、ケーララでは出家者はあんまり尊敬されないんだよ。ってこぼしてました。それはなんとなく、私もジョシーに対する家族の態度を見ていると感じていました。確かにサドゥーのような遊行者をケーララで見かける事は少ないです。

以前ケーララの知人が「ケーララはインドのムーラダーラ・チャクラ」と言ってましたが、言いえて妙だなーと思っています。






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by umiyuri21 | 2017-09-21 23:46 | ヨガ滞在記


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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