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出会いの恩寵 その2

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「ただ静かにしていなさい。これが方法だ。これなくして、どこにも平和を見出すことはできない。行うことや考えることが平和を生み出すことはないのだ。」(プンジャジ)




木幡等先生の「直接伝達」のセッションを受けてから、この「目覚めのエネルギー」を継続させることが最優先事項になりました。


仕事で出かける時以外は完全に家に引きこもり、人と会うことも最小限にして、私はひたすら「それ」に自分を明け渡し続けました。


それは「瞑想」とは全く違ったものでした。


瞑想は集中し努力して静かな状態を作っていくものですが、「聖なるもの」はいつも常にそこにあって、自分が意識を向ければ即座に流れ込んできます。


何時間も何もしないでただそこにいる、その事に何の苦痛も感じないどころか、静かで、穏やかな安らぎが湧き上がってくる。


そんな今までにない意識の状態の中で、色々な変容が起こってきました。





まずは、この身体としての「若山ゆりこ」と自己の意識の間に距離が生まれたことです。



今までは、この身体の中に「私」という意識がありました。


いくら、ラマナ・マハリシやその他の聖者が「あなたは身体ではない、思考ではない、感情ではない」と言ったところで、身体以外に自分の居場所がなければ、身体から自分の意識を引き剥がすことは難しいのです。





私は去年有名な瞑想の教師である、アナディ(アジズ) のリトリート参加し、そこで自己意識を明晰にするプラクティスを続けました。

それも、私にとってかなり鮮烈な体験でした。なぜなら私はここで、「自分はずっと私の中にいなかった」と気がついたからです。


彼は、彼が名付けた「Pure Me」という自己意識のセンターを常に留意し、完全に自分のアイデンティティをそこへシフトチェンジさせるように言いました。

そうすることによって、世界や想念に巻き込まれることなく、客観的に俯瞰的に見ることができるようになる。そうでなければ、私たちはいつまでも、想念の奴隷のままだと。


しかし、このプラクティスは私には、簡単ではありませんでした。

いつも呪文のように「Pure Me , Pure Me…」と繰り返し、目につく場所にも「Pure Me 」というステッカーを貼っておく。

それでも油断すると、意識はすぐに想念へとくっついて巻き込まれてしまいます。

いつも常に意識をそこへ留意し続けることなど、何年先のことやら…と途方にくれていました。


ところが「目覚めのエネルギー」を直接的に伝達されることで、想念と自己意識の距離が飛躍的に広がったのでした。

今までは「若山ゆりこ」という身体の中で自己意識と想念との戦いが繰り広げられられていましたが、ちょうど「私」が壁一枚隔てた隣の場所に移ったという感じです。


これは驚くべき状態でした。


「私は感情でもなく、思考でもなく、そして身体でもない、何かそれ以上のものだ」ということがハッキリ分かったからです。





私と身体、想念との間に距離ができたことで、私はより「若山ゆりこ」という存在を俯瞰的に見ることができるようになりました。

それはちょうど、心という名の、埃まみれの薄暗い物置の扉が一気に解き放たれ、光が差し、風が抜けるようになったかのようでした。


自分が抱え込んできた、様々な想念と次々に向き合うことになりました。


そのどれもが大切そうに見えて、ほとんどが自分を不自由にしていたものにすぎませんでした。



そしてしみじみと、心の底から気がついたのは…


「私はずっと長く悪い夢を見続けていたのだ、その事で自分を傷つけ、時に他人も傷つけ、混乱の中で生き続けてきたのだ。」という事でした。


目覚めとは、この悪い夢から完全に目覚めるということなのだと。

それは自分自身を心の牢獄から救うということです。





それは最初の一歩にしか過ぎません。



私は自力で「目覚め」に至った訳ではなく「目覚めのエネルギー」をいわばおすそ分けしてもらった訳ですから、気がつくとまた元の状態に、戻って行こうとしてしまうのです。


それを木幡先生は「目覚めの意識状態における下降」と呼んでいました。


これまでの生き方によって身についてしまった癖や習慣などにより、油断すると私が再び想念の部屋の中に迷いこんでしまい、エネルギー状態は変わらないままでありながら、昔ながらの夢の中に引きずり込まれてしまう。

しかも本人はそういう状態にまったく気づいていないという…


木幡先生は、私が報告として送るメールや、レポートの内容で状態を的確に察知し、警報を鳴らしてくれ、再びエネルギー的なサポートを受けて、体制を立て直す。

(当時木幡先生は、私を含め、目覚めが継続している生徒さんの面倒をそこまでみておられました。現在はとてもお忙しく、そこまでのサポートはございません。)

そんな日々をこの数ヶ月送ってきました。


ただただ、この「目覚めのエネルギー」との接触が途絶えないように、その中へ自分自身を明けしてゆく。


その中で自然発生的に浮き上がってくる、様々な夢や想念、感情と向き合い、手放すという作業を続けてきました。





ある夢は手強く、手放すのにかなり苦労しました。


エネルギーが下降してくると、決まってぶち当たる想念もありました。


「私」というものを形作っている夢を解体することは、自分自身を解体することでもあります。


ひとつ手放すごとに私は軽くなり、より自然に素直な自分に返っていくのを感じていました。


目覚めとは時別な何かになるのではなく、初めから誰でもなかった「形」を超えた透明な自分に戻っていくことなのかもしれません。



私を作っていた数々のストーリー、夢、希望、年齢、国籍、そして性別さえも超えていきます。


初めから私はそのどれでもなかったのです。


そのようなものに限定される存在ではなかったのです。


それは本当の自由、安らぎと、静けさの感覚に満ちていました。


そして「何者かである私」を超えて生きることは、「私を超えた何か」に身を委ね生きることでもあります。

まさに存在の立ち位置がシフトチェンジするのです。


このプロセスは今も続いていますし、その深まりは終わることはないだろうと思います。





自分が軽く透明になると、そこには自分を超えた何かが流れ込んできます。

その自分を超えたものへの信頼感が、自然に強まっていくと、思い悩んでぐるぐるする事は激減しました。


今回起こったことをオープンに書いてみようと思い立ったのも、その見えない流れに促されたからです。


この「目覚め」の扉を開いてくれた木幡先生への感謝の大きさは、言葉にするのも陳腐に感じるほどです。


まさに恩寵です。


そのような先生と今の日本で出会えた事は、素晴らしい驚きです。


長年面倒を見てくれたヨガの師ジョシー、インドで出会った多くの覚者たち、彼ら全てのサポートが流れ込み、私の歩く道を光で照らしてくれています。


その全てに感謝し、道に迷わないようにこれからも歩き続けたい思っています。





そのような経緯で、2月から曜日を新しくして始まった「Being in Yoga 〜ヨガと共に在ること」では私の中に灯された、この新しいエッセンスもお伝えしていくことにしました。


第4週のサイレンス・セッションを特にその時間に当てる予定です。多分最初は手探りになるかとは思いますが、自分の理解と内なる深まりと共に、大切に育てていきたいです。


これまで出会った敬愛する先生たちから伝えられたエッセンスが、私の中を通り過ぎ、また必要な人へと流れていきますように。


気持ちも新たに、心をこめて尽力したい思っています。


どうぞよろしくお願いいたします。




出会いの恩寵その1はこちらから





by umiyuri21 | 2019-02-07 17:19 | ヨガ


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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