人気ブログランキング | 話題のタグを見る

魂の表示体

魂の表示体_c0010791_20173925.jpg


最近は時間がある時に少しづつジェイミニ占星術の勉強をしていて、少しづつ検証で使えようになってきました。ジェイミニ占星術は聖者ジェイミニによってまとめらたと言われており、聖仙パラーシャラのパラーシャラ占星術と並び重要なものです。パラーシャラシステムが王様だとすれば、ジェイミニは女王様とされています。


ジェイミニはカーラカ(表示体)を使います。

スティラカーラカ(固定されたカーラカ)とチャラカーラカ(人もよって変わるもの)

の2種あって、チャラカーラカは度数の高い順に振り当てられます。

最も度数の高い惑星(ラーフ、ケートゥは除く)をアートマカーラカと言い、その人の魂を表すと言われています。以下順に下記の通りです。


1:アートマカーラカ(AK) 魂、自分

2:アマティアカーラカ(Amk) 参謀、大臣、アドバイザー、仕事

3:ブラトリカーラカ(BK) 兄弟姉妹、父親、努力、旅行

4:マトリカーラカ(MK) 母親、幸福、家、車

5:プットリカーラカ(PK) 子供、教育、精神性

6:ギャーティーカーラカ(GK) 敵、障害、病気、競争、コネ

7:ダラカーラカ(DK) 配偶者、パートナー、死


アマティアカーラカはアートマカーラカを補佐する大臣的な役割と言われれ、適職や現世的な出世時期を見たりしますし。ダラカーラカはトランジットと合わせても結婚の時期を検証する時に使用します。


ジェイミニはこなれると細かく多層的に検証できるようですが、誰でもザクッとチェックできるポイントがあります。


ホロスコープで一番度数の高いアートマカーラカ、度数が高い=成熟した惑星と見なすそうです。以下はコミラサットン先生の動画からの抜粋になりますが、ラグナロードがその人の現世的な方向性だとすると、AKはもう一層深いところにある、魂的なテーマになるとか。


D9でAKがある星座をD1に持ってきたものをカーラカンシャ・ラグナと呼び、こちらは裏ラグナ的に見たりもしますが、AKは裏ラグナロードみたいなものかもしれません。ラグナロードとAKがどういう絡み方をしているか、ナクシャトラはどうか、ということも重要でだそうです。


ラグナロードは今生向かって行く方向性で、AKはそこに導いていく力、LLをプッシュする発展させる力になるとのこと。そしてAmkはAKのアドバイザー的な役割、現世的な力になります。AKは魂的なテーマなので、その人にとって決して得意ではないかもしれません。



ところででは魂とは一体何なのか?ということなんですが...

この魂って言葉ほど曖昧なものはないですよね。


私は非二元論の本をよく読みますが、ニサルガダッタ・マハラジなどは魂ももまた意識によって作られた見かけ、実在しないものだと言っています。

実在するものは唯一絶対の「意識」しかなく、輪廻もまた幻だと。


それは究極的には本当にそうなのかもしれません。

この世界に顕現するあらゆるものが実在するのでなく、変化していく現象にしか過ぎないのだとしたら、魂もまた現象です。しかしその現象は、少なくとも肉体より長く続く現象なのではないかと思うのです。


魂もまた最終的に、唯一絶対の意識に溶け去っていくのだとしても、

肉体よりはもう少し長く旅をしているのではないかなって。

これは私の完全なファンタジーですけど。そう考えたくなる訳です。


何故って、インド占星術を学ぶほどに、人がこの一生で出来ることってあまりに制限されてるなと思うのです。人生ってあっという間。人生何回もやり直せるといっても、出発点でかなりのことが限定されています。ホロスコープに書かれていること以外は起こらないとラオ先生の本にも書かれていますしね。


学校でいえばほとんど一科目しか学ばずに終わりって感じで、旅で言えば一つの国を旅したくらいのものじゃないですか?けれど自分の内側を深く観ていくと、もっと長いスパンで続いている何かがあるという感じがする、それは多くの人が感じているのじゃないかな。


だからインドの人々は魂は何度も生まれ変わって、解脱に向かって旅をしていると言うのでしょう。

じゃあ今生はこれを学ぼう、というテーマがLLとAKに現れているということかもしれません。


超ざっくり書いていきますと、AKの惑星が持つテーマは下記の通りになります。


太陽: 自信、内なる光を見つける。減衰しているとエクストラワークになりがち。


月:変化が多く、感情が揺れる。感情を理解し安定させるレッスン。


火星:パワーを良い方向に使う。内なるデーモンと向き合い昇華させる


水星:影響されやすく、すぐに変化する。コミュニケーション、正しい伝達を学ぶ。


木星: 智慧とグル。人にアドバイスすること、ガイダンスすることを学ぶ。


金星:人間関係がテーマ。特に男性おいては妻との関係性。内なるネガティビティの扱い方。


土星:ハードワーク、謙虚さ、責任がテーマ。カルマを支払う。難しい変容のレッスンを経て来世により発展する。


ちなみに私のAKは3室にある火星ですが、これはすごく納得です。表面的には人当たり良く穏やかそうに見られますが、怒りのエネルギーは結構強いです。でも、そうした攻撃性を出すのは得意じゃありません、だからこそ、それを意識せざるを得ない方向に自分を追い込んでしまいます。

実は、窮地に追い込まれて「コノヤロー」って握り拳を固くする瞬間に、かなりスイッチ入る感じがするんですよね。(笑)


LLは木星で向かいの9室にあるので、相互アスペクトしており緊密なエネルギーが流れています。AKのナクシャトラの支配星も木星なので、3−9ハウスの軸、火星と木星がキーになるのかな。9ハウスの木星に向かうために、火星のネガティブな側面、怒りや攻撃性を、勇気や情熱、行動力と言ったポジティブなものに変容させる事を学ぶ必要がある、と言ったところでしょうか。

これがもしも、AKが金星ならば人間関係や快楽的な傾向をマネジメントする、水星なら正しい言葉で適切なコミュニケーションを取る、月ならば感情や慈愛を学ぶみたいになるのかもしれません。


みなさまはいかがですか?

AK はこちらのサイトでチェックできます。自分のAKを意識してみると、新しい視野が開けて来るかもしれませんよ。


https://jyotish-one.com





























by umiyuri21 | 2021-04-15 20:19 | 占星術


瞑想やヨガ、インド占星術、創作活動、日々の暮らしや旅など、色々綴っております。基本的に長文です。


by Yuriko

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
ヨガ
ヨガ滞在記
仕事
オリジナル雑貨
ベリーダンス
アート
音楽
映画
旅行
BOOKS
日々の暮らし
美容
スウィート・モロッコ
瞑想
探求
占星術
未分類

最新の記事

西と東を巡る黙想
at 2023-03-25 19:18
思いがけずに
at 2023-02-28 20:20
2023年のはじまりに
at 2023-01-05 21:03
パンチャンガ2023発売! ..
at 2022-12-02 18:10
RIP そしてどこまでも自由に!
at 2022-11-27 16:37
サディサティ 土星がもたらす..
at 2022-10-02 17:07
サディサティ 土星がもたらす..
at 2022-10-02 16:43
土星のトランジット サディサ..
at 2022-08-11 16:37
フルカラー&限定生産 ドゥル..
at 2022-08-07 19:57
ヨガ雑誌「Yogini」休刊..
at 2022-07-28 14:57

以前の記事

2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
more...

twitter

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
スピリチュアル

その他のジャンル