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仕事と10室

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5月から求職者支援制度という制度を利用してデザイン学校に行き始めました。

いわゆる職業訓練校ですが、雇用保険を支払っていない私のような人も利用できる制度です。


手描きでイラストを描き始め、その後フォトショップに移行しましたがお絵描きに必要な機能しか使っていないし、イラストレーターは全く手をつけてはいませんでした。使えるようになったら仕事が広がるだろうと思いつつ、急遽必要じゃないからと、伸ばし伸ばしになっていました。学費もソフトも結構高かったし。


国の制度なので、終了後は就職が必須。書類も色々提出したり、ハローワーク通いも必須、出欠もかなり厳しいです。クリエイティビティより仕事に役立つ技能を身につけるのが目的なので、授業はガンガン進みます。とはいえこれだけのボリュームを学ばせてもらえるのはありがたすぎます。


いきなり始まった学生生活にてんやわんやですが、学ぶことは好きなので、追われながらも楽しんでいます。すっかり生活のペースが変わってしまいました。ブログも滞りがちです。


この制度ができたのは2011年、比較的新しいもののようですが、もっと早く知っていれば良かった。(何でも遅いんですよね…)

色んな分野の学校があるので、興味を持たれた方は調べてみて下さい!


現在、働き方の大幅見直しということで、必然的に自分のホロスコープを取り出して、ああでもない、こうでもないと考えています。

通常仕事を見るときは10ハウスとその支配星の絡みも見ます。D1だけでなく、D9、D10も合わせて見て、そこから繰り返し現れる特徴を導き出します。

10ハウスだけでなく、ラグナも重要です。


仕事は多くの人にとって興味のあるテーマなので、ネットで検索すると適職を見る際の様々な検証方法が見つかります。

しかし概して、インド占星術って見るところがいっぱいあるせいか、逆にこれが適職だ!と絞るのは難しいみたい。


最近はYouTubeで海外の占星術動画をよく漁っています。分母が大きいので、かなり色々な検証や分析を得ることができます。


そうして得た情報を総合して検証すると…

普通ではない変わった仕事、

色々な仕事をする(ひとつの仕事を長く続けるのではない)

家で仕事をするのが良い

コミュニケーション、伝達する仕事

12ハウスと絡む仕事

金星を使った仕事 などなど


たしかに自分の状況に合致しています。

さらには、今回の人生は、外でガンガン仕事するよりも家での生活、内側の平安、プライベートライフの充実にシフトが置かれている、という象意が何回も出てきます。だから家で仕事するのが向いているということ。


そんな微妙な働き方で生活できるほど稼げるかっていうのはまた別の話ではありますが、これが適職です!とはっきりは出にくい分、自分が自然に向かっている方向性をよりクリアするために、インド占星術での検証はとても役立つかもしれません。


10ハウスは仕事、キャリアを表すハウスと言われます。社会的に一番目立つハウスでもあり、要するに「社会的な顔」を表す場所とも言えます。でも、社会的な顔=お金を稼ぐ方法がいつも一緒とは限りません。

大きな視点から仕事を考えると、「仕事=それで食べていけるもの」という概念を一旦切り離してみるのも良いのかなと思います。


例えばインド占星術の大家であるラオ先生は、インド占星術でお金を稼いではいません。彼が生活の糧を得ていたのは政府の役人という仕事からでした。

でもラオ先生といえば占星術家、それに異論を唱える人はいませんよね。


もっと有名な人だと画家のゴッホは生前1枚しか絵が売れなかったことで有名ですが、ゴッホといえば画家、それ以外にはありません。


私の好きな詩人、金子光晴も晩年になるまでは詩ではほとんど稼げなかったそうです。伴侶で作家の森美千代に食わせてもらってた。


もちろん、社会的な顔と経済活動がイコールであることが望ましいのですが、実はそうじゃない人って思ったより多いのかもしれません。

そして仕事=それで食べていくもの という縛りがなくなれば、天職の幅ってものすごく広がりますよね。あらゆる活動が「天職」になり得ます。


自分の仕事が、世界にどんな影響を与えていくか、それは本人にすら分からないのです。例えそれが一銭にもならなくとも、今ならはたまたインスタでアップされたその作品を見た地球の裏側の誰かに多大なインスピレーションを与える可能性だってあるわけです。そしてその「良いカルマ」が全く思いがけない形でペイされる場合もあります。


芸術作品のみならず、私たちが普段生きてきて、様々な人と関わりあう。その時のちょっとした一言や動作が、巡り巡って大きな結果を生み出すこともあるでしょう。結局私たちは皆、宇宙の依代みたいなものですから。


仕事=お金を稼ぐとは限らない、むしろ自分の「仕事」の為に何らかの方法でお金を得るのもありなわけです。そうすると、チャートの読み方もずいぶん変わってくるのかなって思います。今回の人生で社会的に一番目立つ顔、あるいは取り組んでいくテーマと何でお金を得るかはまた別の話と、頭を切り替えてみたら、意外とその方が10室に現れる象意が意識しやすくなるのかなって。


人がどうやってお金を得るというテーマは2室や6室、11室などで見ます。純粋に労働としての仕事なら6室。11室が強ければ不労所得もあり、8室が強ければ遺産やパートナーのサポートで食べていけるかもしれませんし。


今の社会ではお金を稼ぐことにかかる時間もエネルギーもあまりに大きすぎるので、どうしても仕事=経済活動と捉えざるを得ない。そこがこれから、少しづつ変わっていったらいいなあと思うところです。お金も最近はどんどん記号化してきているし、やがて生きていくために必要なものを交換するポイントくらいになったら、仕事に対するもっともっと自由な発想が生まれてくるんじゃないかな。


占星術の鑑定も行なっております。詳細は下記からどうぞ!














by umiyuri21 | 2021-06-15 11:36 | 占星術


瞑想やヨガ、インド占星術、創作活動、日々の暮らしや旅など、色々綴っております。基本的に長文です。


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