ババズーラ@クラブ・クアトロ

ステージにババズーラ達が現れる。なんと、ライブ・ペインティングのジュランが
セーラー服で登場。(東急ハンズでこ購入したとか)頬杖をついて机の上のペンタブレットで無表情にお絵かきしまくる姿は、まるで日本の女子高生。やられた。
そしてムラットが太くて重い音色のサズをギュイ〜〜ンと鳴らすと、一気に心はイスタンブールのライブハウスにトリップする。ああ〜東京で彼らの演奏が聴けるなんて・・と感無量な気分になっていると、巨大なウイングにアフロのかつらを付けて現れたダンサーアキコさんが登場。すると一気にそこに日本のアングラな香りが・・おお〜!!これはベイオウルと歌舞伎町が出会った世界で初めての瞬間なんじゃないか?しかも次に登場したときの電飾衣装には悶絶しました。すごいアイディア賞です。本場トルコ人のベリー・ダンサーには絶対に思いつかないだろう、日本的なベリーダンスの発展型を目の当たりし、鳥肌が立ちました。
ああ・・私は今新宿の穴ぐらなライブハウスにいるのか、イスタンブールのライブハウスにいるのか・・両方の気分を行ったり来たりし、しばし興奮。しかしこの新宿とベイオウル・テイストって妙に合うんだな〜〜・・。
続いてクジャクの羽を付けたNOURAHちゃんが登場。何度も彼らと踊っているだけに息が合っていて、オープンでエネルギーに溢れてる。彼らの音楽を愛してるのが心から伝わってくる。2人のダンサーの持ち味が好対照でそれも良かった。どっちもすごくオリジナルなダンスで、すごくいい意味で日本人らしい感性があって、その影響でババズーラの演奏もイスタンブールで聴くのとは違った印象を持った。トランシーでアジア的ないかがわしさが引き出されている感じがした。ベリーダンスの「夜のショー」としての原点に気づかされた。
そして、彼らの音楽は本当にダンスを大切にしているんだなと。女性が踊ることによって生み出されるエネルギーが音楽を動かす原動力になっているんだろう。そうやって生み出された音楽がダンサーにも影響を与えてる。ダンサーが単なる飾りでもなく、もちろん演奏がダンサーの伴奏でもなく、二つが一体となってエネルギーが相互交流してるのを感じた。この懐の深さがこのバンドの持ち味なんだろうな。日本公演ならではのエキサイティングな本当にいいステージだったと思う。これぞライブの醍醐味。

夜は来日を祝してささやかなパーティーを三宿のコントンで開く。歓迎の舞ということで、私も一曲踊らせていただいた。
これで私のリトル・トルコ月間ようやく終わり。なんだかトルコ人のふか〜い情にやられて、心に穴が空いたような寂しい気持ちに浸っています。こんな時にこそトルコ演歌がぐっとくるんでしょうか・・は〜・・
by umiyuri21
| 2007-04-06 22:29
| 音楽
旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。
by 若山ゆりこ
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