カテゴリ:ヨガ滞在記( 103 )

ケーララの洪水 (続)

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ケーララの洪水のニュースを見ながら落ち着いない時間を過ごしている。実は昨日記事を書いた時は、ニュースをしっかり確認していなくてそこまで深刻とは思ってなかったのだ。雨季に水浸しになるのはよくある事だから、例年よりも酷い感じなのかなって。

でも100年ぶりの洪水被害になってしまったとは!長雨にもちょっとした冠水にも慣れてる全てのケーララ人にとって、人生最悪のモンスーンって事だ。しかも被害は州全土に及んでいるらしい。交通網は完全に寸断されてるだろうし、電気も止まってるから、飲み水も来ないだろう。(インドはタンクにモーターで水をためて給水するタイプなので、電気が泊まると水も止まる。)

雨は未だ降り続いているらしく、ジョシーの実家がのある付近の村人はみな、近郊の町に避難したらしい。

雨が止んだ後の道路やインフラの復旧だって相当時間がかかるだろう。


2012年から毎年数ヶ月をケーララで過ごしてきた。去年は一年を通してインドを旅をしながら、時々ケーララに戻り、ほぼ半年くらいは滞在していた。去年の雨季もケーララの村の中にいた。これがもし今年だったら?私はどうなっていたんだろう、と考える。

滞在していたのは丘の上のゲストハウスだったから浸水はしないだろうけど、(今ゲストハウスの方にも状況を確認してる。) よく雨が降るなあ、なんて言ってるうち道路が寸断されて身動きが取れなくてなっていたかもしれない。ちょうど今頃ケーララからダラムサラへ旅行していたが、今年だったら空港も閉鎖されてる。避難勧告が出たとしても一体何処に避難するんだ? この状況だと州外に出るのは無理ではないだろうか。


今年3月に日本に帰って来る時、何となく今回で私のケーララ通いもひと段落するだろうと感じていた。私が帰る決めたと言ったら、ジョシーにも「それを言うの待ってたんだよ。」と言われた。

今思い出すのは彼がぽそっと、

「神さまが怒って地球から出て行こうとしてる。何か起こってもヨガを知恵を忘れないで生活してください。」と言ったこと。

「何それ?なんか災害が起こるってこと?」「分からないけどね。」


ケーララは「Gods Own Country (神々に抱かれる国)」と呼ばれている。今You tube インドのニュースを見ていると、どの番組も「Gods Own Country (神々に抱かれる国) の今世紀最悪の洪水被害」みたいな表現をしている。まさにジョシーが言ってた「神様が怒って出て行く」という言葉通りではないか!深読みしすぎかもしれないが、彼はそういう直感的に何かを捉える能力が確かにあったから、不穏な何かを感じていたのかもしれない。


実は同時期に私が帰国を決めかねて、インド占星術の鑑定を受けた時も「秋頃まで惑星の影響で世界情勢が不安定ですから、早めに日本に帰って来た方が良いと思います。」とアドヴァイスされたのだ。


ジョシーが直感的にキャッチしたことと、実際の星の運行でアドヴァイスされたことがリンクしていたのも印象的だったが、帰国後の生活が慌ただしく、ほとんど忘れかけていた。が、まさか本当にケーララでこんな災害が起こるとは

人生とは見えない手によって動かされているんだなと、ただただ不思議な気持ちでいる。


幸いジョシーはカンニャクマリ(タミル州)に弟と住んでいて、そちらの方はそれほど雨が酷くないらしい。彼の弟からも連絡が届くから電気も通じているだろう。しかし、彼らも自分の実家がどうなっているか、親戚や知人が無事か、ケーララを訪ねたくても今はとても近づけないだろう。あの、バックウォーターの村の、彼の実家まで道が復旧するのはいつのことか


色んな事を考えてしまって、落ち着かない。

今はとにかく祈ることと、幾ばくかの募金をすることしかできない。

本当に一日も早い復旧を祈ります。








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by umiyuri21 | 2018-08-19 23:44 | ヨガ滞在記

ウォーターランド

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ケーララから、今年は雨が酷く洪水の被害が出ている知らせが届く。被害は日本でも報道されているほどだ。もともとケーララ州、特に南部の海岸沿いのエリアは、運河や川の入り乱れる水郷地帯で、海抜ゼロ以下の土地で稲作が行われている世界でも珍しい場所でもある。雨季の時期は道路が冠水するのはよくある事らしい。


私のヨガの師匠ジョシーの実家は、そんな水郷地帯の村のど真ん中にある。ケーララ通い始めた最初の3年は、そこで毎年数ヶ月暮らしていた。家の周りは運河が通り、少し先には川がある。 その村自体も地図を見ると川と湖の間にある中洲のような場所で、まさに水に囲まれた土地だった。今ではバス道路があるものの、それが出来る前は、交通手段は船しかない。人々は自家用ボートを持っていて、先生もそれで学校へ通ったのだという。

雨季で雨が続けば、村も水浸しになるので、雨の一番激しい時期には家族で内陸の高い土地に住む親戚の家に、避難ついでに泊まりに行くのが習わしだったらしい。


バス道路が通ってから生活は激変したと先生は言うが、幹線道路から村へ至る道はその一本しかなく、その道もすぐ先の川で終わってしまう。だから水で道路が一箇所寸断されても、村は孤立する。いつぞや、雨季の後の道路工事で夕方以降道が通行止めになり、知らずに町へ出てしまった私たちは家まで戻れなくなった。ものすごく周り道をして、川を何度も渡し船で渡ってようやく帰宅した思い出がある。


そんな村の生活は不便極まりなかったが、水と緑に囲まれた風景は本当に素晴らしかった。今でも渡し船や一人用の小さなボートが現役で活躍していたし、買い物しに町まで行った帰りに、パブリックボートで家まで戻って来るのもお気に入りのルートだった。

その後先生は足が悪くなって、不便な村では生活できなくなり、今はカンニャクマリにいる。以来そこを訪れたのは一度だけだ。先生が去ってから、その家は誰も住む人がいなくなり、ジャングルの中に放置された家は、湿気で大分痛んでいた。


昨日先生の弟から、村はすっかり水浸しだよ、家はかろうじて無事だけどね、と連絡が来た。久しぶりに当時の写真を取り出して眺めていた。安い携帯のカメラであんまり画質は良くないけど、普段の村の生活で目にした風景を残した写真は、今では宝物だ。写真を見ると当時の自分の気持ちまで蘇ってくる。

あの時は虫やら湿気やら暑さやらで不満タラタラだったけど、こんな場所で生活できるなんて滅多にない体験だった、あんな所でよく暮らしたなあ、と今は楽しい思い出しか残っていない。あの村の人々は無事だろうか?

被害がこれ以上広まることがないよう、祈りながら

しばし水の記憶に想いを馳せる。





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by umiyuri21 | 2018-08-17 23:15 | ヨガ滞在記

おわり、そしてはじまり



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ただ今デリー


あと2日寝たら帰国の便に乗る。まだ実感がない。


ちょっとメランコリー

でも、そんな事言ってられないほど、帰った瞬間に押し寄せる雑事の数々を考えると頭が痛い。


ともあれ心配は頭の前の方に置いて、目を閉じて後ろに下がる。透明な静寂の広がる場所に

錨を下ろす。


心の中は半分日本だけど、窓の外はまだインドだ。

人々の話し声、車の音、鳥の声

空は広大で、太陽は今日も世界に降り注ぐ、私たちがどんな状態であろうとなかろうと。

世界は過分も不足もなく、今この瞬間の中にきっちり満ちている。


その満たされた空間で、静かに呼吸する。

OK、大丈夫。


帰る時、先生に言われた。

アーサナの勉強が終わったら、次はヨガを勉強する時間だよ。

あなたが世界の一部になったら、あなたはヨギだ。

心配に巻き込まれている時、あなたと世界はバラバラだ。

あなたは世界の一部なんだよ。


信頼しなさい、そして来るものを受け取りなさい。損得を考えずに、必要なことをやりなさい。

今まで学んだ智慧を使って生きて下さい。それがこれからの、あなたのプラクティスだよ。


ふー、全くその通りです。それに比べたら、マットの上のヨガは簡単だ。

このマットの上から一歩出て、直に大地の上に立って、人生を踏み出していく。


多分明日も明後日もきっと1ヶ月後も、人生は何とかなっているはず。

きっと死ぬまで、人生は何とかなり続ける。


それを信頼して


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by umiyuri21 | 2018-03-19 14:29 | ヨガ滞在記

ランディング




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一週間で切り上げる予定だった Ahimsa Garden Retreat の滞在が気がつくと3週間以上になっていて、27日にようやくインド最南端のカンニャクマリに戻ってきた。

Ahimsa にいる間、一週間マルマ療法のトリートメントを受け、外出したのは数回くらい。ほとんど宿で身体を休めていた。この一年ちょっとの旅の間でのべで換算すると1番長く滞在していたのがここで、インドの宿のなかで1番ホッとできる場所。


傍目にはゴロゴロしていただけだが、内面的には色々あって、ようやく旅を終わりにしようと決心できた。でもスパッと決心できたわけではなく、グダグダ往生際悪く、何とかインド滞在を引き延ばそうと目論んでいたりしたのだが。

本当は帰らなきゃってことは、年末あたりから感じてはいた。ずっと歯ぐきが腫れていたし、左目の視力が落ちてるのも気がついていた。朝目覚めると、心の中で帰ろうよ、と声がする度に嫌だ!と打ち消していた。


ちょうどその頃私はアルモラに居て、隣のに部屋泊まっているアンというアイルランド人の女性と親しくなった。

彼女は75歳で、アナディのリトリートに参加するために、自分のアパートを人に貸して、一年半の予定で旅をしていた。言ってみれば私と同じ境遇。でも75歳でそれを実行するなんて、なんというタフさ!すでに一年ちょっとの間で彼のリトリートに4回も参加していて、次の40日リトリートが終わったら帰国する予定とのことだった。

「だって、私には時間がないのよ。」と彼女は笑いながら言った。


ところがある朝食堂へ行くと、彼女は尋常ではない様子で、パソコンを打っている。聞くと以前手術したヘルニアが再発したので、至急帰国することにした、と。近所の医者で検査を予約し、飛行機の日程を変え、リトリート代の返金を交渉し、という雑事を一日やり終え、あっという間に5日後の帰国を決めてしまった。

しかも、人に貸していた部屋は借主が急に引越を2ヶ月早めたばかりで、空いているのだそう。「最初は2ヶ月分の家賃収入がなくなってがっかりしたんだけどね。」「正直言って、ぜんぜん落ち込んでないの。むしろ早く帰れて嬉しいのよ。」

結局それが彼女の帰る時だったんだろう。

それを見ていた私は、帰るべき時が来たら自然とそうなるんだろうな、と思った。ふと心の中で声が聞こえた。

「帰る時は身体が教えてくれる。」


そんな出来事があったというのに、私はアンのように素早く決断は出来ず、宿のオーナーのデイシーにも、マルマ療法のグルッカルにも、今は家に帰りなさいとさんざ言われて、駄目押しでインド占星術の鑑定まで受け、ようやく決心したのだ。でも決定打はやっぱり身体の声、視界がクリアじゃないと、旅も楽しめないし、何より絵も描けないし、こうして文章を書いていてもすぐ疲れる。


長旅をしていると、どうやっていつランディングをするかは、結構大きなテーマになる。期限があれば別だけど、自由であればあるほど、自分自身がしっかり納得できない限り、なかなか旅は終われない。インドのように安いお金でそこそこ暮らせる国では特に。


でも一度決心したら、やっぱりここは帰るしかないでしょう、と改めてクリアに見えて来た。何をグズグズしてたんだろう。そして帰ると決めたら、やることが山のようにある。まず、住まいを探さなくちゃだし、目の治療をする病院も、仕事も、次の渡航の為の準備も。でも、今回みたいな長旅をすることは、少なくともしばらくないと思う。やりきったという感じは十分ある。


身体に帰るよーって腕引っ張られなきゃ、帰れないなんて、つくづく往生際悪い。

321日の便で帰国、まずはシェアハウスに居を落ち付けようと思ってるので、良い情報求む!です。よろしくお願いします。


写真はマルマトリートメントのセラピストたち。可愛い力持ち、マルマガールズ!








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by umiyuri21 | 2018-03-06 13:47 | ヨガ滞在記

星は何でも知っている?!

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私の過去ログの中で、大分前の記事にもかかわらず、いつも人気ランキング上位に上がってくるのは「人生の健康相談」というインド占星術の記事。あれは始めてインド占星術の鑑定を受けた時の事を書きました。そして以後も困った時には鑑定をお願いしてきました。


今日久しぶりに鑑定を受けました。お願いしたのは吉野まゆさん、彼女の鑑定は二回目です。まゆさんは最近カフェグローブに業界初のインド占星術による星占いコーナーを担当しています。


前回彼女にお願いしたのは、ちょうど荷物を片付けてインドに長期滞在することを計画していた時、そして今回はそれをどう決着させ、次に向かうかというタイミングでした。


ただ今人生もろもろ岐路に立っており、これから決断する事が、今後の人生にも深く関わってきそうな予感。ぐるぐる考え過ぎて自分一人じゃお手上げ、全く整理がつかない!という時はインド占星術は大きな味方です。


過去ログでも書いていますが、インド占星術の大きな特色のひとつはダシャーという惑星のサイクルによって運気を見ていくこと。ダシャーは3レイヤーあって

最大720年周期のマハーダシャー、数年周期のアンタルダシャー、数ヶ月周期のサブアンタルダシャーの組み合わせで、大まかな人生予測をする事ができます。世の中には運気のサイクルを見ていく占いは沢山ありますが、生年月日、生まれた場所、出生時刻によって精密に計算されるので、オーダーメイド度はかなり高いです。出生時刻が数分違うだけでも、人生予測は変わります。


このダシャー表を見るだけでも、今が動きやすい時期か、スタックしがちな時期か、攻めに入った方がいいか、落ち着いて積み上げていく時期かが、だいたい分かるので、人生設計にはかなり有効。プロの占星術師はハウスや惑星同士の角度やエネルギーの流れで、具体的にどんな事が起こりやすいか、何をするのに向いているかを、読み込んでいく。私も大きな決断をするときは、このダシャー表を参考にするけど、たとえ参考にしていなくても、後で見ると人生の節目節目が、ダシャーの変わり目にリンクしているのが不思議です。

今は月の満ち欠けを意識して暮らしている人が多いけど、それを意識し始めると、物事のタイミングが自然と月のサイクルにリンクしていく、ちょうどそんな感じです。


彼女に相談したおかげで大分整理がつきました。物事がクリアーに見えている時は占いは必要ありません。見えていない時は、相反した思い絡め取られて、自分の意思が見えなくなっている。やりたいけど勇気がない、本当はAがやりたいけど、Bのほうが社会的安定しているとか。何でもやりたい事が正しいわけでもない。やりたくないけど、絶対的に必要なことだってある。


究極的には答えはみんな自分自身が知っている。今何が必要か。でも、その事に自分の表層意識がOKを出せないと迷うし、迷ってる時は色んな人の意見に振り回されるから、ますます迷路に入って、単純なことすら見えなくなってしまいます。(まさに今そんな感じでした。)


まゆさんは、常識にとらわれずに、そんな私の微妙な心の機微までキャッチしてくれて、ポンと言葉にしてくださったので、「ええ、まさにそうなんです!」という感じで目の前が大分明るくなりました。

インドにいるんだから、現地の占星術師に頼めばいいって話もあるけど、こうした繊細なやり取りは、インド人とじゃ無理ですね。


本当に優れた占い師さんや、カウンセラーさんって、優れた鏡のような存在だと思う。自分自身の見えない部分、見えないふりをしてる部分をクリアにしてくれる。言ってみればチャート表は人生のレントゲン写真みたいなもの。星は何でも知っている、でもそれは私自身の魂が知っていることでもある。


星の動きに沿って、人生が流れていくのか、自分が決めた人生の青写真が星に現れているだけなのか。いずれにせよ、星の運行がこんなに人生に作用してるって、本当に神秘です。

まゆさん、また困った時にはよろしくお願いします!





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by umiyuri21 | 2018-02-23 19:34 | ヨガ滞在記

Slowly Slowly

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マルマ療法3日目、ここの治療院はデトックス系のパンチャカルマはやってなくて、もっぱらマッサージ系メイン。アビヤンガ、キリ、ピリチル、シロダーラあたりが、主なメニュー。でも、セラピストの質がいい。施術中は余計なおしゃべりしないし、圧もしっかりかけてくれて、かなりゴシゴシやられます。聞くところによると、女性のセラピストもカラリパヤットも学んでいるから、みんな力があるんだとか。ベテランのセラピストは確かに武術を嗜んでる感じの凛とした迫力がある。


内側からデトックスするんじゃなくて、マルマというツボを刺激しながら、オイルを浸透させ、身体の深部まで緩めていくことで、神経を休ませて、治癒力を高めていく感じ。私は特にキリというハーブボールの温熱療法が気に入ってて、暖かいハーブボールで身体中パンパン叩かれると、眠っていた身体の隅々にエナジーが通るようで、スッキリ元気になる。


以前別のアーユルヴェーダ医院でパンチャカルマを受けた時は、効果がぶつかり合うので、治療期間中はヨガの浄化法は休んでと言われたけど、ここのグルッカルは全然OKと言うので、ヨガの浄化法も同時に行っている。


ジョシーには目の調子が悪いなら、トラータカ、ジャラーネーティー、クンジャラをやりなさいアドヴァイスされ、デイシーにはアーサナは激しいのは避けて、プラーナヤーマとシャバアーサナを増やしなさい、ただしカパラバティのような、気がアップするようなのは逆効果、アヌローマ・ヴィローマ、シーラターリなどの鎮静作用があるものを、と言われた。


確かに、ここんとこ調子に乗っていつも通りアーサナを行うと、後で気持ち悪くなって、しまったと思う時があった。だから本当に刺激少なめのアーサナだけをさらっと行って、浄化法やプラーナヤーマの時間をしっかりと取っている。元気な時は何をがしがしやっても平気だけど、調子が悪い時こそ、各アーサナ、プラーナヤーマ、浄化法がそれぞれ身体に繊細に作用しているのに気がつく。ヨガの智慧は改めて深い。ちなみに今回は、ジャラーネーティーがすこぶる気持ちよく感じられる。


視力が戻って来たわけではないが、腫れぼったい感じは抜けてきた。本もすこしづつ長く読めるようになって来た。

昨日ipadの画面を見たら、随分暗く感じた。何でこんなに暗いんだろうと思ったら。ずっと眩しく感じていたので、明るさを最小限にしていたのだった。それでも、ひどい時はさらにサングラスをして、メールを打っていた。その頃は蛍光灯も付けられなくて、暗闇で過ごしていたのだ。と言うことは多少は良くなったということか。まあ、こうしてブログをアップする気力が出て来たんだもんね。

でもまだ、本を読みすぎると頭痛がするし、インドの喧騒に一人で出ていく気力はない。


早く次の目的地に向かいたいけど、今はともかくスローリィ、スローリィ








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by umiyuri21 | 2018-02-19 16:12 | ヨガ滞在記

ヒーリング・イン・ケーララ

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ケーララでいつも滞在しているAhimsa Garden Retreat。ここのオーナーはジョシーの母方の従姉妹でアメリカで医者をやっているデイシーという女性。普段はアメリカに住んでいて、シーズン中だけここにやって来ます。これまでも何度か会ったことがありますが、私がよくここに泊まってるオフシーズンは彼女はいなくて、何だかんだとすれ違い、今回初めてゆっくり彼女と話をすることができました。


マルチタレントで自分の信じたことを貫くタフさはジョシーと共通してますが、破天荒なジョシー先生とは反対に、医者としてのキャリアを築き上げて、この施設を運営している成功者です。いつも他人への気配りを欠かさぬハートフルさと、決断力と実行力を併せ持ってる、女ボスという風情。彼女がイエスと言わないと、ここでの物事は何も進みません。


西洋医学の医師でもあり、アーユルヴェーダへの造詣も深い彼女がそばにいてくれて、非常に助かっています。治療に関して、西洋医学とアーユルヴェーダの両方の観点からアドヴィアイスを受けられるのは、ありがたい。ついでに人生相談にも乗ってくれて、祈ることがどれだけ効果的かも教えてくれました。彼女の家はクリスチャンですが、ヒンドゥー教徒と結婚して改宗しています。だから祈る時はマントラとキリスト教の祈り両方唱えるのだとか。

ともかく心身を休める環境としては申し分ありません。


今日から1週間アーユルヴェーダのトリートメントを受けます。いつも治療を受けているマルマ療法のグルッカルに一通り話をし、「ところで白内障って何が原因なんですか?」と質問すると、あっさり「それは年のせいだね。あと遺伝かな。」


えー、ドーシャとか、アーマとかいう説明を期待してたのに「それは、もっともですがアーユルヴェーダ的にはどうなんですか?」と尋ねると「うーんやっぱり年のせいかな。」という答えに超肩透かし。いや、全然間違ってはないですけどね。


ちなみにマルマ療法とアーユルヴェーダの違いは、重なる部分も多いですが、前者はケーララの民間療法的な扱いです。マッサージの際にマルマを使うのが特徴。グルッカルと呼ばれる先生は武術カラリパヤットの師範でもあります。この治療院では息子さんがアーユルヴェーダ医師の資格を持っていて、薬の処方などは彼がやってくれます。2人ともカラリパヤットの使い手でもあるので、鋭い目つきで「1番大切なのは、何も心配しないでピースプルでいることだよ。」と言われるとはいそうですね、と答えるしかない。


本当にちゃんと診てるのかしらって疑ちゃうけど、デイシーが太鼓判押してるから、やることはちゃんとやってるんでしょう。

そして今日グルッカルは色々薬を持って来てくれました。(写真参照)一応何に効く薬か調べてみました。


Anu Tailam : 点鼻オイル。頭、鼻、目、耳、首など身体の上部の疾患に効果的。

Ksheerabala 101 Avarthi : ヴァータの乱れによる、神経系の痛みなどに効く。これで目の周りをマッサージする。

Pancha Jeeraka Gudam , Sathavarigulam : いずれも女性の健康増進に効果のあるジャム。シャタバリはここ一年ずっと飲んでいます。滋養強壮剤としてはアシュワガンダが有名ですが、女性はシャタバリの方がいいいみたいです。

Sudarsana: 頭痛やウイルス性の疾患に効く。

Haridrakhandam: 菌によるアレルギーなどに効く。

最後の二つは意外な処方。でも、確かに過去に目の調子が悪くなった時は、その前に歯茎が腫れたり、副鼻腔炎になったりしてたのだ。今回も歯茎が腫れてるし、ひどくなると耳の奥が詰まった感じになったりしていた。身体って不思議。


肝心の目薬は買い忘れたから明日持って来るそうです。やっぱりちょっととぼけたグルッカル。この薬に加えて、ジョシーから勧められたヨガの浄化法も同時に行う。1日結構忙しい。


身体には身体の言い分がある。身体は別に自分と敵対してはいないし、自分の一部が切り落とされるために病気になったわけじゃない。身体がスタックするのは辛いけど、身体と向き合う大切なチャンスでもある。普段から彼女の声を聴く繊細さがもっと欲しいなって、調子が悪くなるたびに、しみじみ思います。



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by umiyuri21 | 2018-02-17 17:43 | ヨガ滞在記

自分の灯りに火を灯せ

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昨日50歳になりました。

誕生日のメッセージをくれた方々どうもありがとうございます!

スペシャルな満月と月食の翌日の50回目の誕生日。

自分としても節目感満載。

振り返れば40代は波乱の連続で何でこんなにキツイのよー?!心の中で叫ぶ事数知れず、しかし喉元過ぎれば、沢山の実りをくれた豊かな時間だったかもしれないと思います。ビシバシ色んな意味で鍛えられた10年間でした。


とは言っても、この歳でこの地に足の付かなさは、かなりマズイのではというのも事実で、この2ヶ月くらい、将来についてかなり真剣に悩んでいました。夜中に目覚めて、不安になることもしばしばでした。


ある夜、アルモラでそうやって目が覚めました。ちょうど宿泊客がみんな出ていって、建物には私一人。ただでさえ静かな夜の深さが、一層身に染みてきました。急にひとりぼっちでいる事に恐ろしくなって、押しつぶされそうになった時、心の中で声がしました。


Light your own fire

自分の灯りに火を灯せ


その時はたと気がついたのは、私は今までずっと、外側の灯りを探し続けていたけど、自分で自分自身の灯りに火を付けた事はなかったということ。誰かの灯りで自分の暗闇を照らそうとしていたということ。

内なる灯り、それは内なる智慧であり、内なる大地。その大地にまず足を付けずして、私は一体どこに行こうとしていたのだろう?


それに気づいたからといって、何かがすぐ変わるわけでなく、問題は相変わらずそこにあるけれど、以前より少しだけ肝が据わった感じもします。

ともかく、一旦旅暮らしを落ち着け、生活を整えるのが、近々の目標です。

今はまだ小さなその灯りを頼りに、この人生の小径を進んで行きたいと思います。これからも、どうぞよろしく。


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by umiyuri21 | 2018-02-03 00:12 | ヨガ滞在記

先生の誕生日

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今日はヨガの師匠、ジョシー先生の70歳のバースデー。

昨日プリーから飛行機を乗り継いで、トリヴァンドラムからタクシーでカンニャクマリ到着。飛行機を降りて一呼吸したとき「あー、ケーララの空気だー!」と本当に嬉しくなった。

緑のエキスたっぷりの空気を吸うだけで、確実に身体がゆるむ。

もはや、魂の故郷です。ケーララ

正しくはジョシーは今カンニャクマリにいて、そこはケーララではなくて

タミルナードゥで、空気の感じもちょっと違うのですが

ともかく、帰ってきたという気持ちでいっぱい。


3ヶ月ぶりに会うジョシーは、思ったより元気そう。実は数日前にまた転んだらしく、右の背中が腫れていて、体を動かすのが大変そうなんだけど。でも、顔色が良くてツヤツヤしてる。

ここ数ヶ月移動続きで、かなり疲労困憊してた私、でも会うなり「元気そうだね、大人になったね。」と言ってくれた。

この旅で色々学んだこと、分かってくれたかな。

ジョシーにあなた元気だね、と言われると本当にそう思えるから不思議。

ケーララが魂の故郷なら、ジョシーは魂のお父さんかな。

身体は本当に本当に大変そうだけど、それと存在の深さとは全く関係がないんだ、ただ存在しているだけで、私たちはOKなんだなってことを分からせてくれる。私たちはもっともっと存在の深みから出会うことができるのだと。

その時、身体の状態も年齢も国籍も、そして性別も名前も関係なくなる。

生きててくれて、出会ってくれてありがとう。


しかし南インドの空気は、本当に力抜ける。

ランチを食べたら昼寝の時間。

昼寝したら、おやつの時間。裏庭で飼ってる牛のしぼりたてミルクのチャイ。アワルという押米と黒砂糖をあえおやつ、ケーキと、バナナ。


ここにいたらまた太るなー



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by umiyuri21 | 2018-01-30 23:34 | ヨガ滞在記

凍りつく静けさ

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19日からのコルベットパークでの瞑想リトリートに参加して、デリーに戻ってきました。1ヶ月半開けての連続参加だったので、どかーんという衝撃はなかったけど、その分深い静かな時間でした。

しかし何より寒かったー!!!


その前に滞在していたアルモラより標高が低いので、アルモラでしのげれば大丈夫だろうと踏んでいたら、湿気があって霧が出るので、アルモラよりも冷えました。乾いた寒さは北海道~関東の冬で馴染んでるけど、ああいう湿った体に染みる寒さは、慣れてなくてきつかった


でも、寒いとより深く瞑想に入れるのだという新たな発見もありました。笑

シャキーンと冷えた朝の瞑想タイムにショールで体全体を包んで座っていると、何にも音がしなくて、寒いのでどんどん内側に意識が向かっていく。深い霧の中で凍りつくような静けさが、しーんと降り注いでくるようでした。だからみんなヒマラヤの雪の洞窟で瞑想するんだね。


それ以前も20日間半リトリート状態だったので、内側に入っていきやすくなってたのか、時間もあっという間でした。以前は休み時間に、ヨガをしたりあれこれ用事を済ませていたのに、瞑想後も惚けている時間が長いのか、気がつくと次のセッションがみたいな。


リトリート期間中は、お願いすると花をデリバリーしてくれるという素敵な計らいがあり、毎日夜になるとロウソクを付けて、バラを見ながら過ごしていました。寒いせいか電気の供給量が少なく、夜でも電灯が暗い暗い。そうした中でバラの花を見ていると、その艶やかな色と花びらの美しさが、ハートに突き刺さってくるのです。晴れた昼に暖かな日差しを浴びていると、ああこの世界はなんて完璧なんだろうと、感動したり。五感に触れるものがみな、繊細に優しく、深く感じられてきます。


その分、戻ってきてデリーの喧騒に対応するのが、結構大変で

ひさびさに結膜下出血して、白目が真っ赤。やっぱりサイレントからいきなりデリーの喧騒に飛び出すのは、かなり神経に負荷をかけるようです。だから通常生徒たちは、リトリートの後アルモラに向かって、少しクッション期間を置くようですが、次回はそうした方がいいなと思いました。

何だかんだ言って瞑想って脳みそかなり使ってるんですよね。


とか言いつつ休む間もなく、明日また移動。

でも、ぼちぼち旅の区切りが見えてきました。


写真はリトリート中の友達だったバラの花。


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by umiyuri21 | 2018-01-20 21:57 | ヨガ滞在記


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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