カテゴリ:ヨガ( 47 )

瞑想からサレンダーへ

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静かに座りながら

自分の中の素直で開け放たれた場所を感じていく

とてもピュアで、柔らかい その眼差しの中へ


思い出す風景はいつも同じだ

生まれてから6歳まで住んでいた川の近くの家

家の裏は、何もない野原が広がってて

すぐそばには川が流れていた

湿原の端っこにあったその家の周りは

吹きっさらしで、視界はどこまでも開けていた


空と川と野原

その真ん中で

ただ目を見開いていた、その眼差し



やがて、とても繊細なエネルギーが降り注いできた

流れるままにしておくと

いつのまにか泣いていた


何も持たない、空っぽの私に降り注がれる

愛に、感謝が満ちていく


そう、誰でも 、どんな極悪人だろうと

その存在の底はみんな同じなんだ

同じ光と素直さに満ちている

なのに私たちはみんな、色んな理由で

自分を傷つけ、欺き続けている


余計な鎧を背負い込んで

特別な何かになったような気がしている

本来の美しさを忘れて

いつのまにか、自分が傷ついていたことも忘れる

だから、本当は憎むべき人など、誰もいないのかもしれない


ひとしきり泣き終えると、しんとした静けさに包まれた

とても硬質なずっしりとした静けさ

思考は切れ切れの雲のようにしか、流れてこない

それもすぐに、空に溶けていく

とても深いところが、洗い流され、剥がれ落ちる


私が意図できることは、もはや何もないのだ

本当に何もない

全ては、「それ」の導くままに


何度も何度も、繰り返し

忘れては忘れては、思い出す

私が、彼方からの愛を完全に信頼し

それとひとつになるまでは


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by umiyuri21 | 2018-12-13 00:33 | ヨガ

一番小さい百合

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ヨガの先生ジョシーと出会ってすぐの頃、
多分顔を合わせて2回目くらいの時だろうか、
彼は唐突に私に言った。

「あなた名前は何て言うの?」
「百合子です。」
「どう言う意味?」
「百合の子供って意味ですよ。」
「それは小さい百合ってことだね。」
「はい。」

「あなたの中で小さい百合と大きい百合が喧嘩してるよ。
私は小さい百合じゃないって、大きな百合が言ってる。」
「はあ…」
それは、とても図星のような気がしたので、私はどきりとした。

「あなたの親は、あなたを守るために小さい百合って名前にしたんだね。
初めから大きな百合だったら、何かと大変だから。
でも、大きい百合になりなさい。
大きい百合になったら、周りは言うかもしれない あの人は昔はあんな風じゃなかったのに、随分変わっちゃったね、って。
でも今、大きい百合になる時が来たんだよ。」
「どうやったら、大きい百合になれるんですか?」
ニヤリと笑って彼は言った。
「しっかりとした軸、そして呼吸、食事、睡眠。」

意外とシンプルな事だったので拍子抜けして、
なんだ、結局ヨガを習えということか、と思ったが
その言葉には抗えない強度があった。

それから彼のヨガ教室に通いはじめた。
確かにそれで、色々な事が怒涛のごとく変化していった。

そして私は折々に、自分に問いかけていた
私は大きな百合になっただろうか?
もっと大きく、もっと大きくなれるだろうか?
いつになったら、小さな百合は大きな百合になれるだろうか




でも、最近私はやっと気がついたのだ
最も大きい百合は 、最も小さな百合だった ということ

その時、風船が割れるように、
大きく膨らんでいた何かが、パチンと弾けた

私は大きな百合になろうとする、必要はなかった
ただの、百合であれば良かった
ただそこに咲いている、とても小さな 小さな 百合
その 小さな百合のままで あり続ければ

それが、一番大きな、ステキな百合だったってこと



それだけ



なあんだ
たった、それだけの事だったんだ!


ずっと握りしめてた荷物を下ろしたら
心も体も軽くなって、自然と笑いがこぼれてくる


随分遠回りしちゃったけど
ジョシーは初めから知ってたのかな?

あの時も、今も、ずっとそこにあった、
小さな 小さな百合

今はそこに くつろいで
そして、これからも
どんどん ささやかに

小さなもので あり続けたいと思う

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by umiyuri21 | 2018-12-03 09:50 | ヨガ

New Year スペシャル・プレゼント♫

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2018年12月と2019年1月の間、私のヨガレッスンに参加してくださった方、全員に

ガラムガラム特製、若山ゆりこイラストの2019年手帳をプレゼントいたします!!!

原宿、横浜どちらのクラスでもOKです。

この機会にぜひ、ヨガレッスンにいらしてくださいね~


レッスン詳細はこちら



【シンプル・ヨガ&メディテーション】

11月5日(月)より新しい曜日でスタートしています。

時間:19:00-20:30

場所:Ruhani Bellydance Arts

東京都渋谷区神宮前3-36-17(明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)

www.bellydancearts.jp

ドロップイン:2,000円


アーサナ中心のクラスですが、今の所あまり人数が多くないので、その時来てくださったメンバーで内容を変えながら、有機的にクラスを進めていこうと思っております。事前にこういうことを学びたいなど、リクエストにもお答えしております。ほぼセミ・プライベートみたいな感じでやっていますので、自分で言うのも何ですが、お得感あると思います^ ^

予約なしのドロップインも可能ですが、事前にご一報いただけると、レッスン内容も組みやすいので、ご面倒でなければよろしくお願いいたします。


【優しい瞑想とヨガ哲学】

11月3日よりスタート、毎週土曜日 10:00~11:15

場所:神奈川県横浜市中区日ノ出町2丁目114-2F

(日ノ出町駅より徒歩3分)http://rasalila.jp

料金:下記をご参照ください。ドロップインも可能です。

http://rasalila.jp/schedule/


座学と瞑想のクラスです。パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」を軸にヨーガの「こころ」の側面から読み解いていきます。難しくなりがちな哲学用語を、自分の体験やインド人の世界観などを交えて、分かりやすく説明していこうと思っています。単なる知識に留まらない、日々の生活に役立つ心のヨガクラスです。

こっちもかなり内容濃いと思いますよ~ 3回で3,000円というお得なお試し券があります。アーサナのクラスも出席できますので、興味のある方は是非ご利用ください。


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by umiyuri21 | 2018-11-20 19:17 | ヨガ

静かな部屋で

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ここんとこ、あまりブログを更新できませんでした。

何と言うわけでもないのですが、引っ越しもあって、環境も変わり
新しいヨガクラスも始まり、時間があっという間。

今は、横浜市の磯子区に住んでいます。
周りは住宅地で、ほんとに何もない。おしゃれなカフェどころか
ドトールすらない!気の利いたレストランもパン屋もありません。
しかも住んでいるマンションは駅からバス&徒歩6分。

でも何故か気に入っています。
何と言っても、部屋から海が見える!工場地帯ですけどね。
でも、部屋から青い水平線が見えるのは気持ちいいし、インダストリアルで殺風景な海の風景も趣があっていいです。もくもく煙を出してる工場の煙突が、ミナレットのようもに見えて、曇った日中はトルコ歌謡がよく合いますよ。

バス停を降りて、坂を登ると視界の開けた高台に出て、海の風が吹いてくる。こういう感じもたまらなくいい。
この部屋を見つけた時、家賃の安さと窓から見える眺めに一目ボレしたんだけど、果たしてこんな不便な場所に住めるんだろうかと、それだけが気がかりでした。まあ、確かに都内に出るのは、かなり遠いです。交通費も倍額になってしまった。

でも、夜に電気を消して、夜景を見ながらお茶を飲むという贅沢な楽しみが増えました。
ここにいると、静かけさがじわーっと身にしみてくる。こういう静けさがずっと欲しかったんだなって思います。旅に出る前も友達と部屋をシェアしていたし、旅の間はやっぱりなにかと慌ただしいし、帰国してからもシェアハウス暮らしでしたから。本当の一人暮らしってすごーく久しぶり。

静かに一人で座っていると、それだけで暖かな気持ちになれる。
暖かで微かな、穏やかさの凪の中にいる感じ。
ずっとずっと動き回っていたから、今は静かでいる事の美しさを、じっくり
深く味わっています。

辺鄙な場所と言っても、横浜中華街とかは近いんで、その辺散策したい時は是非
お誘い下さい!

そして今月からヨガのクラスもひとつ増えています。
現在神宮前と横浜日ノ出町でクラスを行なっています。
お気軽にぜひ、いらして下さいね!



毎週月曜日19:00-20:30 【シンプル・ヨガ&メディテーション】
★アーサナ中心のオールレベルのクラスです。瞑想も長めに行います。


場所:神宮前Ruhani Bellydance Arts
http://www.bellydancearts.jp
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-36-17 (明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)
代金:ドロップイン 2,000円



毎週土曜日 10:00-11:15 【優しい瞑想とヨガ哲学】
★座学と瞑想のクラスです。パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」を軸に
ヨーガにおける「心」の取り扱いについて学びます。


場所:横浜日ノ出町 ラサリラ
http://rasalila.jp/
〒231-0066 横浜市中区日ノ出町2丁目114-2 2階 (京急本線 線日ノ出町駅徒歩3分、JR桜木町駅 徒歩10分)
代金:ドロップイン 2,000円
他、詳しくはサイトをご参照下さい。マンスリーパスはかなりお得!


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by umiyuri21 | 2018-11-13 11:33 | ヨガ

ヨガの新クラス&WSのお知らせ

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11月は色々あります!

来月のヨガレッスン新クラスとレギュラークラスの時間変更、そしてWSのお知らせです。


その1:来月11月より、横浜日ノ出町のヨガスタジオ「ラサリラ」にて新しいクラスがはじまります!

■「優しい瞑想とヨガ哲学」です。アーサナは少なめ、哲学と瞑想のクラスです。パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」を軸にヨーガの「こころ」の側面から読み解いていきます。

11月3日よりスタート、毎週土曜日 10:00~11:15

場所:ヨガスタジオ「ラサリラ」

神奈川県横浜市中区日ノ出町2丁目114-2F

(日ノ出町駅より徒歩3分)http://rasalila.jp

料金:下記をご参照ください。マンスリーパスはかなりお得です!

http://rasalila.jp/schedule/


「やさしい瞑想とヨガ哲学」

 私たちはみんな、幸せを願って生きています。この世界に幸せを願わない生き物はいません。では、幸せとは何でしょうか?どうやったら私たちは幸せになれるのでしょうか?もし幸せを感じられないとしたら、何がそれを阻んでいるのでしょう?

インドの哲学者、そして賢人たちは、何千年も前からそのシンプルな問いかけを続けてきました。そしてヨーガは、そうした問いかけを体と心の両方からアプローチしてきました。

 このクラスでは、パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」を軸としながら「こころ」の側面からヨーガについて学んでいきます。そして「こころ」と向き合い、整えていくために、瞑想も同時に実践します。

 哲学も瞑想も難しいものではありません。このストレスに満ちた社会の中で、どうやったら自由に幸せに生きていけるか、使える智慧が満載です!

 クラスではテキストとして「インテグラル・ヨーガ~パタンジャリのヨーガ・スートラ/ スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳 めるくまーる刊」を使用します。ご用意できる方はご持参ください。




その2:Ruhani Bellydance Arts 5周年記念イベント週間にて久しぶりに「ヨガと瞑想のサークル」を行います。

■ダキニやカーリーなど、ダークな女神の存在に焦点を当てて、彼女たちが体現する智慧についてシェアし、そのエネルギーを感じてみましょう。今回はお話&ワーク&シェアという構成にしてみます。お気軽にいらしてくださいね。

Yoga & Meditation Circle ~ 女神の瞑想会

11月11日(日)13:00~15:30

場所:Ruhani Bellydance Arts

東京都渋谷区神宮前3-36-17 (明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)

www.bellydancearts.jp.

料金:3,500円

予約は必要ありませんが、質問などはお気軽に若山ゆりこまでお問い合わせください。

https://www.facebook.com/umiyuri


 だんだんと日が短く、夜が長くなるこの季節。心を静め内側を見つめるには最適な時間です。夏と冬、昼と夜、光と暗闇、それらはどちらかがポジティブで、どちらかがネガティブなものというのではなく、どちらも互いを必要とし、分かたれることのないひとつのものの表現です。

 暗闇は光という智慧を内包しています。暗闇があるから、私たちは自分が光であることに気がつくのです。太陽の光は強烈でちっぽけな光はかき消されてしまいます。太陽のもと私たちは大きな光に頼りますが、暗闇の中では頼りにできるのは自分の光だけです。その時こそ内なる智慧が育まれていきます。

 私たちが成長していくとき、暗闇は欠かせません。 

 美しい女神たちは、一方で恐ろしい形相の禍々しい女神の顔を持っています。むしろ物事がダイナミックな変化を遂げる時、窮地に立ち向かう時、助けてくれるのは激しい魔性の女神たちです。死の智慧に深く精通する彼女たちは、同時に生の智慧も知っています。何かが生まれ変わる時、古いものは死ななければなりません。私たちが古いものを手放せず、その場に立ちすくんでしまう時、容赦なく女神はその執着を断ち切りにきます。それは時には私たちを木っ端微塵にするかもしれませんが、女神の慈愛に満ちた一撃なのです。

 そして彼女は言うでしょう、心配しなくていいよ、私たちは本当は生も死も超えた存在なのだから、と。私たちのエゴの仮面が粉々にされた時に残るのは、決して砕かれることのない、本来のダイヤモンドの輝きなのです。



その3:レギュラーヨガクラスの曜日が毎週月曜日の19:00-20:30に変更になります。

曜日固定で覚えやすくなりました。お勤め帰りに是非、ヨガの時間を共にいたしましょう。

【シンプル・ヨガ&メディテーション】

11月5日(月)より新しい曜日でスタートします。

時間:19:00-20:30

場所:Ruhani Bellydance Arts

東京都渋谷区神宮前3-36-17(明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)

www.bellydancearts.jp

ドロップイン:2,000円

予約は必要ありません、どなたでもお気軽にどうぞ♬



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by umiyuri21 | 2018-10-26 23:06 | ヨガ

10月のヨガレッスン

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今月は都合により火曜第2週のレッスンはお休みです。代わりに火曜は第4週と第5週に変更いたします。そして来月からヨガレッスンの曜日は月曜夜に固定になります。火曜と土曜のレッスンは今月で最後です。みなさま来てね🎵


シンプル・ヨガ&メディテーション

土曜日 10月6日、20日 19:00-20:30

火曜日 10月23日、30日 15:00-14:30


場所:Ruhani Bellydance Arts

東京都渋谷区神宮前3-36-17 (明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)

www.bellydancearts.jp.

料金:ドロップイン 2,000円

予約は必要ありません。ヨガマットもご用意しております。光の降り注ぐとっても気持ちよいスタジオです。


今月はシャクティ・ヨガと題しまして、第一、第二チャクラを強化して、下半身すっきり元気になるアーサナを中心に行っていこうと思っています。先月好評だったマントラ・チャンティングも続けていきます。


第一チャクラは私たちが現実世界で生きていくための基盤です。大地にしっかり足をつけてグラウンディングする、身体の中心感覚を意識する。私たちがこの世界に身体を持って生まれ落ち、そして身体という神殿を通り抜けてもっと大きなものとつながっていく、そのエキサイティングな旅路はここから出発します。

ここはクンダリーニと呼ばれるエネルギーの源で、第一チャクラはこのエネルギーが背骨を通って頭頂に抜けていくための着火点です。ですからここを強化することで、自然に、私たちのシャクティも活性化されていきます。


第二チャクラは、感情表現やセクシュアリティ、創造性と関係が深いチャクラです。私という身体が感じる素直な感情や欲望、いわゆる「子宮の声」と呼ばれる感覚はここを通して意識されます。第一チャクラが、基本的な生存にかかわる場所にあるのに対して、ここでは人生に対する情熱やクリエイティビティと関わります。

セクシュアリティの開花により、私たちは人生に対し情熱や美しさを感じられるようになります。私たちが自分自身の体にゆったりくつろぎ、それを慈しみ祝福すること。第二チャクラを活性化することで、その感性が開いていきます。


アーサナを通じて、チャクラに働きかけることで、それぞれのポイントの感覚の違いを繊細に感じてみましょう。何より下半身に力がみなぎると、身体も暖まって元気になりますよ!


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by umiyuri21 | 2018-09-30 23:33 | ヨガ

踊るダキニ

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ダキニ、日本語では荼枳尼天と呼ばれ、一般に白狐に乗る天女の姿で示される。そしてインドでは裸身で虚空を駆け、人肉を食べる魔女。カーリーの眷属とされ彼女に付き従って敵を殺し、その血肉を喰らう女夜叉とされる。髑髏杯と肉切り包丁を手にし、生首を飾った杖を持つ。


このおどろおどろしいダキニはチベット仏教においては、密教行者を悟りに導く重要な女神である。彼女は「スペース・ダンサー」「虚空を行くもの」と呼ばれ、修行者に悟りの智慧を伝えるメッセンジャーだ。彼女の伝える智慧を知らずして、行者は二元の世界を超えることはできない。

また、ダキニは男女両尊のパートナーとしても描かれる。つまり女性原理、シャクティそのものを体現した女神とも言える。


身体、死、そして性愛。一般的な宗教が忌避するエネルギーをダキニは露わにする。その彼女がなぜ、悟りの智慧の使いなのか?そこにタントラの教えのキーがある。私たち人間にとって最も恐ろしく、扱いにくいもの。死や性愛のエネルギーを知り、それに向き合い、突き抜けていくことで、私たちはユニティ、聖なるものとひとつになる。

何故なら、世界には本来善も悪もない。それを決めているのは私たちの思考だ。それと同様に身体の中にも本来は浄も不浄もなく、生と死もひとつの肉体の始まりと終わりにすぎない。

真の自己は生も死も身体も超えた存在だ。ダキニは恐ろしい姿でそれを伝えにくる。「メメント・モリ」死を知りなさい、この身体を、それを生み出した性のエネルギーを知りなさい。

彼女は流転し続けるこの世の生にしがみつくものに容赦なく包丁を振り落とす。その表層の体を貪ることによって、無常を悟らせ、私たちの「魂」をあらわにするかのように。


死の智慧、身体の智慧を知るものは、生の智慧を知る者だ。その恐怖と磁場に絡め取られないものだけが、その向こう側へといくことができる。

向こう側、そこが彼女の踊る「虚空」である。

広大でたったひとつの、分割されることのない透明な「スペース」。


ダキニのパワフルなエネルギーは、大きな変化や困難の時には必要なものだ。何かを終わらせて新しい場所へいく時、古い自分が死につつあるとき、彼女の恐ろしい形相はそれに立ち向かう強さをあたえてくれる。彼女は恐ろしいが同時に慈愛に満ちている、欺瞞やごまかしを見抜き、すでに古くなって必要のないものを切り落としてくれるからだ。強い一撃でそれを落とさなければ、私たちはゴミになったものをいつまでも捨てきれずにいるかもしれない。新しい場所へジャンプする勇気を持てずにいるかもしれない。


伝統的にはダキニは裸体で、ヨニをむき出しに、髑髏杯から血を飲み干すというかなりハードコアな姿で描かれる。今回はそのスピリットを下敷きに、パンクでワイルドな踊るダキニを描いてみた。

しかしそもそも真実を知りたいという情熱は、激しく荒々しくパンクなものだと私は思っている。枠を超え、心地よさを超え、常識を超え、人の思惑を超え、その先へ行く。そこに踏み込む気骨のあるものだけが、本当の智慧と愛に出会うとことができる。

性なるものと、生なるものと、聖なるもの。それらに違いはないのだと。


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by umiyuri21 | 2018-09-04 20:19 | ヨガ

9月のヨガレッスン

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シンプル ヨガ&メディテーション
土曜日19:00-20:30 9月1日、15日
火曜日15:00-16:30 9月11日、25日

場所:Ruhani Bellydance Arts
東京都渋谷区神宮前3-36-17 (明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)
料金:ドロップイン 2,000円
予約は必要ありません。ヨガマットもご用意しております。光の降り注ぐとっても気持ちよい、スタジオです!

 空はなんとなく秋の気配ですが、まだまだ暑いですね!
9月のヨガは先月に引き続き、ヨガの師ジョシーから教わった基本のアーサナを少し発展させながら行ってみようと思います。身体のセンターラインを意識を保ちながら、いくつかのアーサナを組み合わせて連続して行うことで、エネルギーの流れに繊細に開いていきましょう。

 ヨガを続けていると、何か日々清く正しい生活を送っていると誤解されがちなのですが、私は全然清くも正しくもないと自信を持って言うことができます(笑)。むしろ「ヨガをしているのだからこうあらねば」というところから、できるだけ自由でいたいと思います。しかし自由であるためにはある程度心身のクリーンナップが必要ではあります。そうでなければ私たちは簡単に自分で自分を、型にはめて束縛する罠にはまり込んでしまうからです。その罠から逃れるために、何がどうやって自分を不自由にさせているのかを、注意深く見ていく必要があります。
 私たちが自由で魂の底から生き生きと開くためには、時には周りの意見と反することになるかもしれません。それによって孤独を感じることもあるかもしれません。
そう言う時にもヨガの知恵が助けになってくれると感じています。

 例え突風によろめいたとしても、自分のセンターに気づいていれば、すぐに体制を立て直すことができます。センターにしっかり止まることができれば、突風に飛ばされるか弱い木の葉でははなく、大地に根を張った木として、そこに在ることができます。自分がただ自分としてすくすく伸びていくことができます。

 最初は細い小さな木かもしれません。
 けれど丁寧に水をやり育てていくことで木は太く大きくなっていくのだと思います。私も自分の内なる木を、日々少しづつ育てています。

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by umiyuri21 | 2018-08-30 19:27 | ヨガ

8月ヨガレッスンのお知らせ

 
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 暑い日々が続いています。この夏は月食やら火星接近やら天体の動きが活発で知らず知らずの間に影響を受けているかもしれません。インドでは天体の動きをとても大切にします。
 以前ケーララでアーユルヴェーダの長期トリートメントを受けたとき、ジョーティッシュ(インド占星術)の鑑定を勧められました。今回の身体の不調がどのようなもので、治療がどのくらい効果的かどうか、星のエネルギーからも診断してみようという訳です。
 つまりアーユルヴェーダで脈や舌の状態をチェックして体の状態を診ることと、ホロスコープで星のエネルギーの状態をみるのがひとつながりになっているということ。面白いですね!

 そしてホロスコープの状態から、エネルギー的に詰まっている部分を見つけたら、効果的なマントラを唱えたり、それを浄化するホーマという儀式を行います。これはエネルギーのパンチャカルマみたいなものでしょう。私たちの身体は個体として完結している訳ではなく、この宇宙の動きと共にシンクロしながら、存在しているのです。

 日々の体と心のメンテナンスとしてヨガや祈り、瞑想がとても効果的です。
私たちの日々の体と心に繊細に向き合うこと、それは周りを取り巻く、宇宙の流れにも繊細になることです。そうすることで私たちは、ちっぽけで孤立した存在はなく、大きな繋がりの中で生かされている存在なのだと、感じることができるのです。

ベーシックヨガ&メディテーション
土曜日19:00-20:30 8月4日、18日
火曜日15:00-16:30 8月14日、28日

場所:Ruhani Bellydance Arts
東京都渋谷区神宮前3-36-17 (明治神宮前駅、原宿駅から徒歩8分ほど)
料金:ドロップイン 2,000円
予約は必要ありません。ヨガマットもご用意しております。光の降り注ぐとっても気持ちよい、スタジオです♬ 

 8月のヨガレッスンは、私がヨガの師匠から教わった基本のアーサナを5ポーズ前後ピックアップしてじっくり行ってみます。私が先生から教わったアーサナは、いわゆる見た目にはシンプルで「難易度の高い」アーサナではありませんが、シンプルな分とても奥が深いです。私も未だに新しい発見があります。
 いつもより、ひとつひとつのアーサナに、ゆっくり丁寧に向き合っていきます。


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by umiyuri21 | 2018-07-31 13:54 | ヨガ

熱い想い

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日常が少しづつ戻ってきた。本も読めるようになったし、パソコン作業もそこそこ行ける。目の疲れ方が以前と違って、その時は平気だったりするのだが、調子に乗ると、翌日頭痛になってしまう。あと、眼内レンズを入れて、焦点の調節機能がなくなったので、遠くを見るためにメガネをかけると、近くが見えないという不便な状態になる。それでも、メガネなしで日々のほとんどの時間を過ごせるようになったにだから、贅沢は言うまい。


連日の猛暑だが、今住んでいる菊名の家はとても風通しが良く、夜は冷房なしで快適に眠れる。数日前、夜布団に寝そべって窓を大きく開けると、夜空が広がり、南の空に大きな星が輝いていた。どうやら地球に急接近している火星らしい。それから、夜は星を見ながら眠りにつくことにした、そんなことも以前はできなかったのだ。(何しろメガネを外すと何も見えなかったから)


次はいつインドに行くの?とよく聞かれるが、次にいつ行くか今は全く決めていない。流石に一年以上いたから、今すぐにインドに戻りたい!という気分にもならないし、今の自分に必要なことは十分学んだように感じている。しばらくは自分の中で熟成させて、学んだことを日常の中でどう生かしていくか、が課題。


思い返せば本当に、沢山の素晴らしい先生、覚者と呼ばれる人々に出会った。ジョシーのように濃く深く関わった先生もいれば、短い関わりのなかで、思いがけない気づきをくださった方もいる。そしてインドではそうしたスピリチュアルな伝授の多くは無償か、ドネーションで行われている。凄いことだと思う。

お金を支払えば、決まった事を受け取れる訳ではない。いくらお金を積んでも何も受け取れない事もあり、お金がなくても宝石が受け取れる事もある。

お金を介していない、ということは先生は生徒が期待するものを提供する責任がない。必要な時に必要なことが伝えられるという自由な開かれたスペースが作られる。ベースになるのはお金ではなく、信頼と受け取る側の在り方の問題だ。


そもそもインドまで何かを学びに行くのだから、生徒はそれなりの代価は払っている。旅費はちろん、仕事を辞めてくるとか、社会的な立場を捨ててきたり、だから何としても何かを掴み取りたい。でも、必死になるほど私たちは何も受け取れない。私もインドで学び始めの頃はジョシーに随分毒づいたものだ。そして毒付くほどに、何も受け取れず、ただ待つしかなくなる。

多分、私がインドで最初に教わったのは、「待つこと」。器を空っぽにして待つこと。時間が来るまでじっと待つ。期待して待ち、期待が裏切られては、毒づいて、諦めてまた待つ。そんな事をどのくらい繰り返してきたことか。


待つことの中でだんだん心が静まり、期待も捨て、祈りが生まれる。そして準備が整った時、宙から甘露がポトリと落ちてくる。その甘露を逃さず深く味わえるか、受け取れるか、それも学ぶ側の器の純度にかかっている。


そういう伝授は絶対にお金を介することはできない。お金を払えば、払っただけの物を生徒は期待するし、値段を設定するということは、「これだけの価値がある物を提供します。」という保証でもある。受け手側の状態がどうこうより、提供されるものが重要になる。それはすぐに役立つ技能や資格を提供するには良いかもしれない、でも生徒自身の存在そのものを研磨するスペースは生まれるべくもない。


近頃はインドも経済成長が著しく、そんな呑気な事ばかり言ってられない雰囲気ではあるが、それでもまだまだ、昔ながらの学びの場がしっかり残っている。どうやってそこへたどり着き、果たしてそこで何を学べるか、はっきりした地図はない。だから授業料はかからないけれど、支払う代価はもっと高いかもしれない。時間もかかるし、回り道も多い。そしてどれだけ生徒が、時間や労力や人生の大切な物を支払ったとしても、それが先生の懐をうるおすことはないのだ。


生徒が支払う代価と、先生が受け取る報酬、全てはそれぞれの魂と、さらに個人を超えた大いなる存在へ流れ込んでいく。そうやって連綿と受け継がれてきた智慧、その片隅で学ぶ機会を与えて貰ったことは、本当に本当に貴重だ。


だからこそ、学んだ事をしっかり咀嚼して、血肉にし、人生を生きる。教えていただいたからには、その責任がある。そうでなければ、無償で時間とエネルギーを使ってくれた先生のパッションを無駄にすることになる。

ここ数日そんな想いが込み上がってきている。やけに気持ちが熱いのは、火星のせいかもしれないな。



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by umiyuri21 | 2018-07-20 21:31 | ヨガ


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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