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カテゴリ:瞑想( 5 )

心を見つめる、稀有な時間

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前回の記事から数週間、目に見えない極小の生物は瞬く間に世界に広がり、大変な事態となっております。皆様ご無事でしょうか?


とうとう都内でも週末は外出制限のお達しがなされて、じわりと緊迫した空気が濃くなってきました。私も可能な限り不要な外出はしないように過ごしています。


人に会ったり、人混みに出かけるたびに身構える日々、一番安全なのは一人で家に篭ること。こんな事態は、少なくとも自分が生きているうちは、後にも先にも今しかないに違いありません。世界中が一斉に立ち止まって、否が応でも内を向くしかない時間。きっと何か理由があるのでしょう。


私の場合ちょうどインドから帰国して2年経つのだけど、日本に戻ってからはずっと半分引きこもりみたいに暮らしていました。何故か引きこもらざるを得ない出来事が次々と起こるのです。今回も胸の手術が終わって数ヶ月、体調も安定してきたから、そろそろヨガ教室も再開して、と色々計画してたら、またも予想だにしないことが起こってしまいました。


引きこもりライフは慣れたもので、じっくり瞑想したり、最近勉強始めたインド占星術やタロット、絵を描いたり、読書とやることは沢山あって、暇を持て余すということはないのだけど、このスタック期間が長すぎて、いい加減にしてくれと毒づきたくもります。


でも、先日ふと思い立ったのは、これはもう完全に根本的に生き方を変えろというメッセージかもしれないなって。今回の出来事があって、多分多くの人が自分の今までの人生を振り返ったりしていると思います。


私もいかにこの生活が脆弱な経済基盤の上に成り立っていたかを思い知りました。もちろん自分がそういうことに無自覚でいたという「自己責任」もあるのだけど、それだけではなく、そもそものこの社会構造にも起因している部分もあるわけで。でも結局この社会構造は、人間一人一人の心のあり方から成り立っているんですよね。社会という大きな建物を作ってるのは、人間という小さなブロックなのです。


今までは何かをやろうとしても、そうした既存の構造(社会構造だけでなく自分の精神的な構造も含めて)の上に建物を建てようとしてた。それを今一度ザクッと底から掘り起こす必要があるのではないのかなと。

占星術的にもそういう時期が来ているのは感じてはいたけど、こんな形だったとは。


そうした流れの中で、マイロハスというWEBマガジンで、「心のコリをほぐす、マインド筋トレ」という連載を始めることになりました。体と同じように心も整えられる、というコンセプトなので、主にマインドフルネス系のお話が多くなると思います。瞑想→精神世界というイメージを払拭し、しなやかで自由な心の作り方を、様々な角度から取材し、紹介していきたいと思います。


こんなバタバタのタイミングでのスタートですが、今こそこういう知恵がものすごく必要になっていると実感しています。今後は具体的な瞑想方法なども紹介していきますので、皆様の日々の内観、心のストレッチに役立てていただけたら嬉しいです。


今だからこそ自分の制限をがっつり取り外して、新しい生き方を模索できるチャンスだと思います。

自分の制限を取り外す、というのは言葉で言うのは簡単ですが、一番大きな制限は「自分」という境界線だと思っています。自分が自分だと思っているこの境界をしっかり見つめていくと、自分が勝手に作った観念でしかないと分かります。


これを取り除くとき、自分を超えた大きなものの眼差しで、世界を見ることが可能になる。そうすれば「自分」という成層圏を突破したところにあるものが、この体に流れ込んできます。


時代は今、そのくらい大きなシフトチェンジを求めてるんじゃないかな。








by umiyuri21 | 2020-03-26 18:00 | 瞑想

心という小さな家、世界という大きな家

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何だか世の中は、とても大変な空気になっています。

インドではとうとう日本人(中国、イラン、イタリア、韓国も)に対してビザの発給を一時停止しました。この騒ぎが収まるまではインドに行くことはかないません。

ウィルスの恐怖は人を分断します。見えないから疑心暗鬼になってしまう。親しい人すら疑わないといけないのだから、不安と恐怖で人と人がますます分離していきます。


しかし今、心が不安や緊張にいっぱいになったことろで、私たちが現実に対処できるのは、マスクを着用したり、手洗いやうがいを徹底すること、人が密集する場所に行く頻度を減らすということぐらいしかできません。活動的になりようもないのだから、自分の内側を見つめて行くにはぴったりの時期ですし、そういうことを促されているようにも感じます。


以前バリー・カーズィンさんというアメリカ人医師でチベット仏教の僧侶の方のレクチャーに参加した時、バリーさんが「家に帰る」というテーマで、印象的なことを語っていました。私たちの最も小さな家は「心」であり、最も大きな家は「世界」だということ。私たちが世界という大きな家をケアすることと、心という小さな家をケアすることは繋がっているというお話でした。

よかったら以前書いたこちらの記事を読んでみてください。

この時は環境問題をテーマにしたお話だったので、日々の生活の中で環境に気を配る、マインドフルネスな行動が地球を守ることに繋がっていくという内容でした。


ある日、この話をふと思い出し、今自分が、大きな家である世界のためにできることは、心という小さな家を整えることだと感じました。私は今、現実的には世界のために大したことはできません。そもそも外出するなという状況なのですから。だったら、無駄な心配はやめて、心静かに祈ろうと思いました。

人の心は共鳴しますから、パニックはパニックを呼びます。パニックは人を不安に陥れ、人を疑い、憎しみと怒りに導きます。不安はウィルスと同じで目に見えず、心の中で勝手に増幅します。

逆に心が静かでいる人が一人いれば、それが伝わって隣の人も平静でいられるかもしれません。そうすれば起こったかもしれない争いや憎しみが、ひとつ減るかもしれません。でも、それはウィルスを気にしないとか、何もしない、というのとは違うと思うのです。

「あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にはない。行為の結果を動機としてはならない。また無為に執着してはならぬ。」

このバガヴァット・ギーターの精神は今、結構大切ではないかなと思うのです。今自分ができる最善を行い、あとは心静かでいる。そして可能な楽しみは自粛しないで、淡々と生活するだけ。


もうひと押し何かしたいなと思ったら、マントラを唱えたり、慈悲の瞑想や世界平和の祈りとか、自己流の祈りでもなんでも良いのかもしれませんが、自分の内から外へ、ポジティブなエネルギーを流してみるのも、心が整います。マントラは厄災を防ぐ Mahamrityunjaya mantra 、心の平和を促す Lokah samastah sukhino bhavantu などが良いかも。聴くだけでも効果あります。

私も朝の瞑想の前後に祈りやマントラを日替わりで行っていますが、かなりいいですよ。エネルギーがぱりっと浄化されるのが分かります。手を消毒する気分で心も洗い流すような感じです。


今日、この世界の生きとし生けるもの全てが

幸せで平和でありますように


ありがとうございます。




by umiyuri21 | 2020-03-04 21:00 | 瞑想

サイレンス

サイレンス_c0010791_13450333.jpeg

朝、目覚めてすぐ、いつものように椅子に座って目を閉じる。

とても静かな流れがやって来て

ただ静かなまま、座っていた。


「私」は動かず

凪のような穏やかさの中に吸い込まれていく。

その水の中に浸され、

目覚めながら眠っているような

静けさと安らぎが、柔らかく広がっていく。


なのに動き始めて、想念が活動すると

不意に「大丈夫じゃない」という感覚が起こって

足元をすくう。

想念は自分のあれこれに文句を言いはじめる、

やれやれ・・・我に返って 目を閉じて深呼吸

ほら、静けさの中に戻っておいでよ。

想念の渦に流されてないで、光の方へと戻って来なさい。


その光の中には、理由のない静けさと平和があるように

想念の中にはいつも、理由なく自分や世界を責め立てる声がある。

声はもっともらしく囁くが、冷静に識別すれば

それが嘘だとすぐ分かる。

想念の声は、大抵的を外しているんだよ。


私はピカピカの豪邸に住んでも、不幸でいる事ができるし

考えうる限りの最低な状況でも、幸福で穏やかでいる事もできる。

不幸も幸福も、本当は理由がない。

ただ、私が幸福であるか、不幸であるかの違いだけ。


静けさは、いつもすぐそばにある。

外の世界がどんなに騒がしかろうが、

内なる静けさまでもを

奪い取る事は決してできない。


by umiyuri21 | 2019-04-18 13:45 | 瞑想

父なる恩寵

父なる恩寵_c0010791_21574458.jpeg


春分の日の前後1週間ほどの間に、

自分の基盤を揺るがす、厳しいパンチを連続的に受けて、

動揺した日々を過ごしていた。

ショックやら、ふがいないやら、健康上の問題も含まれていたので、

これからの自分の命に想いを馳せてみたりとか…

非常にカオスな1週間だった。


一応もう表面的には落ち着いたけど、

根本的な解決はまだまだこれから


恩寵には父なる恩寵と母なる恩寵、2種類あると言われている。

母なる恩寵は、私たちを優しく包み込んで、愛と癒しを与えてくれるけど

父なる恩寵は、我が子を崖に突き落とすような厳しさで、痛いとところをばっさり容赦なく切り落とす。


きっちり向き合ってなかったこと

甘えて誤魔化してきたこと向き合わされて

お前は本当はどうしたいんだ?と突きつけてくる。


生きていく上で起こる、様々な問題を解決するために

それなりに努力して色んなことをやってきた。

そのいくつかは、上手く行っていたように見えていたけど

根本的には何も変わってなかった。


ほとんどは、表面上の事にしか過ぎず

物事を体裁よく見せていただけで

存在としての私が変容した訳ではなかったのだ

父なる恩寵のパンチは

その事に気づかされるような、出来事だった。


それはちょうどサナギが蝶に孵化するのではなく、

サナギが蝶のお面をかぶっていただけだったと

気づく事だった。

蝶のお面が崩れ落ちたら、その下にサナギのままの

自分が残っていた。


このサナギを本当に、本物の

蝶に変容させるには

何をしたら良いのだろう?


それは、表面上のあれこれを変えるのではなくて

私の根源にある、真なる自己に触れ

それを変容させること

その事にもっと本気になりなさい、と言われた気がした。


壊れたお面を拾い上げて

つぎはぎして、色を塗り直して

再び被り直すことだってできる

もっとゴージャスなお面を見つけに行くこともできる。

でもそれは、私の魂が喜ばない

では、一体どうしたらいいのだ?



何日か迷い、うんざりしたとき

ふと浮かんだ



何もしない


何もしない?



そのままで立つ

ここに踏みとどまり、どこにも逃げず。



ただ、ここにいる

何もしないで 静かに。



私が自分の存在に触れるには、それしかなく、

サナギを孵化させるにもそれしかない



何もしない?

そう、何もしない


急に心が静まり、

多分、これが正しい答えだろうと思った。




父なる恩寵は痛い

それに感謝できるのは

もっと先の事だろう。












by umiyuri21 | 2019-03-28 22:00 | 瞑想

色を生きる

色を生きる_c0010791_13203999.jpg


天王星が牡牛座に入ったせいか、春が来たせいか

ここのところ体感の変化が著しい

まるで眠っていた子供が起き出したように

身体がふつふつと五感の快を求めているのをダイレクトに感じてる


美しい音楽にシビれたり

良い香りのものが欲しかったり

綺麗な色のものに反応したり

そんなささやかなことが

乾いた土に水が流れ込むように、染みる


秋から冬にかけて、ひたすら内側の世界に沈降していた

それは風景で言うなら

チベット高原の標高5千メートルの道を

一人車で走り続けるみたいな感じ


何にもなく、空は真っ青で広大で、静か

誰にも会わず

ずっと同じ風景


あるいは土の中で身体を丸めて冬眠してるような


そしてふっと目覚めて

ああ、長い夢を見てたみたいだと思う

この数ヶ月どころじゃなく

インドに行き続けてきた数年が丸ごと

夢のように感じる


そのくらい体感の変化がある

あれ、私今まで何をどうしてたんだろう

どこにいたんだろう


世界が目の前に広がってた

私には身体があったのだ

今はその身体を通して、生きているここを感じてみたい


長い冬眠で身体はお腹を空かせ

温もりや、心地よさに飢えている


色即是空

空即是色


このブログの自己紹介にも書いてるけど

空を知りながら 色を生き

色を生きながら 空と共にある


自分の魂は、それを知りたくて

ここにいるんじゃないかなって


空だけでもなく

色だけでもない


この二つは

二つではない

でも

一つでもない


そういう世界に

私たちは生きている



おはよう

新しい 世界



*************************************************


この一年ちょっとの間にnoteに連載していた。

インド瞑想を巡る旅。ようやく最終回にたどり着きました。




最初から読みたい方はこちらを!




まあ、旅を終えたからとって、その後は順風満帆
などとは当然いかず

旅のツケを払い続け、色んな奮闘が現在も進行形・・・

そのうち日本での続編も書いてみたいと思っています。


by umiyuri21 | 2019-03-13 13:20 | 瞑想


日々の暮らし、旅やアート、ヨガなどについて綴っております。


by 若山ゆりこ

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