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おわり、そしてはじまり



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ただ今デリー


あと2日寝たら帰国の便に乗る。まだ実感がない。


ちょっとメランコリー

でも、そんな事言ってられないほど、帰った瞬間に押し寄せる雑事の数々を考えると頭が痛い。


ともあれ心配は頭の前の方に置いて、目を閉じて後ろに下がる。透明な静寂の広がる場所に

錨を下ろす。


心の中は半分日本だけど、窓の外はまだインドだ。

人々の話し声、車の音、鳥の声

空は広大で、太陽は今日も世界に降り注ぐ、私たちがどんな状態であろうとなかろうと。

世界は過分も不足もなく、今この瞬間の中にきっちり満ちている。


その満たされた空間で、静かに呼吸する。

OK、大丈夫。


帰る時、先生に言われた。

アーサナの勉強が終わったら、次はヨガを勉強する時間だよ。

あなたが世界の一部になったら、あなたはヨギだ。

心配に巻き込まれている時、あなたと世界はバラバラだ。

あなたは世界の一部なんだよ。


信頼しなさい、そして来るものを受け取りなさい。損得を考えずに、必要なことをやりなさい。

今まで学んだ智慧を使って生きて下さい。それがこれからの、あなたのプラクティスだよ。


ふー、全くその通りです。それに比べたら、マットの上のヨガは簡単だ。

このマットの上から一歩出て、直に大地の上に立って、人生を踏み出していく。


多分明日も明後日もきっと1ヶ月後も、人生は何とかなっているはず。

きっと死ぬまで、人生は何とかなり続ける。


それを信頼して


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by umiyuri21 | 2018-03-19 14:29 | ヨガ滞在記

ランディング




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一週間で切り上げる予定だった Ahimsa Garden Retreat の滞在が気がつくと3週間以上になっていて、27日にようやくインド最南端のカンニャクマリに戻ってきた。

Ahimsa にいる間、一週間マルマ療法のトリートメントを受け、外出したのは数回くらい。ほとんど宿で身体を休めていた。この一年ちょっとの旅の間でのべで換算すると1番長く滞在していたのがここで、インドの宿のなかで1番ホッとできる場所。


傍目にはゴロゴロしていただけだが、内面的には色々あって、ようやく旅を終わりにしようと決心できた。でもスパッと決心できたわけではなく、グダグダ往生際悪く、何とかインド滞在を引き延ばそうと目論んでいたりしたのだが。

本当は帰らなきゃってことは、年末あたりから感じてはいた。ずっと歯ぐきが腫れていたし、左目の視力が落ちてるのも気がついていた。朝目覚めると、心の中で帰ろうよ、と声がする度に嫌だ!と打ち消していた。


ちょうどその頃私はアルモラに居て、隣のに部屋泊まっているアンというアイルランド人の女性と親しくなった。

彼女は75歳で、アナディのリトリートに参加するために、自分のアパートを人に貸して、一年半の予定で旅をしていた。言ってみれば私と同じ境遇。でも75歳でそれを実行するなんて、なんというタフさ!すでに一年ちょっとの間で彼のリトリートに4回も参加していて、次の40日リトリートが終わったら帰国する予定とのことだった。

「だって、私には時間がないのよ。」と彼女は笑いながら言った。


ところがある朝食堂へ行くと、彼女は尋常ではない様子で、パソコンを打っている。聞くと以前手術したヘルニアが再発したので、至急帰国することにした、と。近所の医者で検査を予約し、飛行機の日程を変え、リトリート代の返金を交渉し、という雑事を一日やり終え、あっという間に5日後の帰国を決めてしまった。

しかも、人に貸していた部屋は借主が急に引越を2ヶ月早めたばかりで、空いているのだそう。「最初は2ヶ月分の家賃収入がなくなってがっかりしたんだけどね。」「正直言って、ぜんぜん落ち込んでないの。むしろ早く帰れて嬉しいのよ。」

結局それが彼女の帰る時だったんだろう。

それを見ていた私は、帰るべき時が来たら自然とそうなるんだろうな、と思った。ふと心の中で声が聞こえた。

「帰る時は身体が教えてくれる。」


そんな出来事があったというのに、私はアンのように素早く決断は出来ず、宿のオーナーのデイシーにも、マルマ療法のグルッカルにも、今は家に帰りなさいとさんざ言われて、駄目押しでインド占星術の鑑定まで受け、ようやく決心したのだ。でも決定打はやっぱり身体の声、視界がクリアじゃないと、旅も楽しめないし、何より絵も描けないし、こうして文章を書いていてもすぐ疲れる。


長旅をしていると、どうやっていつランディングをするかは、結構大きなテーマになる。期限があれば別だけど、自由であればあるほど、自分自身がしっかり納得できない限り、なかなか旅は終われない。インドのように安いお金でそこそこ暮らせる国では特に。


でも一度決心したら、やっぱりここは帰るしかないでしょう、と改めてクリアに見えて来た。何をグズグズしてたんだろう。そして帰ると決めたら、やることが山のようにある。まず、住まいを探さなくちゃだし、目の治療をする病院も、仕事も、次の渡航の為の準備も。でも、今回みたいな長旅をすることは、少なくともしばらくないと思う。やりきったという感じは十分ある。


身体に帰るよーって腕引っ張られなきゃ、帰れないなんて、つくづく往生際悪い。

321日の便で帰国、まずはシェアハウスに居を落ち付けようと思ってるので、良い情報求む!です。よろしくお願いします。


写真はマルマトリートメントのセラピストたち。可愛い力持ち、マルマガールズ!








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by umiyuri21 | 2018-03-06 13:47 | ヨガ滞在記


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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