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今日は引っ越し

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今日は引っ越し。

だいたい片付け終わって、引っ越し屋さんを待っている。


今まで住んでた家を立ち去るときは、何はともあれちょっとしんみりする。

荷物を片付けながら、昔のノートやら思い出の品々が出てきたりするし。


この数年、ひたすら身軽になろうと荷物を捨て続けてきた。インドにいる間は一畳のトランクルーム荷物を入れて、入らない分は捨てたり置いてきたりしてしまった。だから今年の春にシェアハウスに越した時は、大きな家具は机と椅子だけで、家電製品も何もなかった。シェアハウスには基本的な生活用品が揃っていたので、何も買わず生活する事ができた。


しかし、今回は普通に部屋を借りるので、そういう訳にはいかない。

細々したものが何かと必要で、色々買い集めていると、どんどん荷物が膨らんでく。一畳のトランクルームに押し込んでいた荷物も、こうしてダンボールに再び詰めて部屋にならべてみると、結構な量だ。

引っ越す度に、人が一人暮らすのに、どうしてこんなに荷物が必要なんだろうと思う。


年齢を重ねていくと捨てられないものは増えていく。私の場合は昔描いた絵とか、ノート類とか、本、服。実際回転して使ってる荷物より、捨てるに捨てられない荷物が半分以上だ。そういうもの全部を思い切って捨ててしまおうとかと考えたが、けれど、いつも使ってはいないけど時々取り出して眺めたり触れたりするものが、意外と自分のインスピレーションの源になっていることにも気がついた。


カバン一つで旅暮らしのように生きるのもカッコいいが、生きている限りは大きくて余分な荷物を引き受けて生きるのも、人生なのだなーと、今はそういう心境だ。


要するに荷物は快適に生きるために必要で、自分の心がそれに囚われすぎなければ、自分を豊かにしてくれるありがたきツールなのだ。荷物の軽さと心の軽さは多少は比例するかもしれないが、物が沢山あっても心を軽くすることは可能だ。


しかし、今住んでいるシェハウスの人々は本当に荷物が少ない。特に、家の主宰者の物に対する美意識は徹底していて、余分な物は一切置かれていない。「あら、便利ね」って具合に増えていく収納系のカゴ類なんかもなくて、必要な物たちがその場にストンと佇んでいて、ごちゃごちゃしてくるとその分が捨てられる。この辺の精神は見習いたいな。


ここ菊名の「ごちゃまぜの家」にも随分とお世話になった。インドから帰ってきて、食材も何もなくて疲れはてている私を静かに受け入れてくれて、とても感謝してる。濃い付き合いではなかったけど、そうやって距離があっても、別にそれほど仲良しじゃなくても、それはそれでOKという不思議な開かれた場があった。

鍵もかかっていなくて、誰もが訪問できるこの家。普通の家じゃないから、当然驚くこともあったし、苛立つ事も、いやになる事もあった。でも、終わってみるとその全部をひっくるめて、いい経験だったなあと思う。

そして、この家に住みながら、自分が何を必要としているか見えてきた。


引っ越してもまた、時々お茶を飲みに立ちよろう。何しろ356日いつでも空いているのだ、ここは!もしその時誰もいなくても、一人でコーヒーを淹れてくつろいで帰ればいい。そんな事が出来る場所はやっぱり、世界でも稀だ思う。そして、そうした場所がいつも心にあるという事が、ここで半年暮らした一番の収穫かもしれない。


ありがとうございました!


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by umiyuri21 | 2018-10-09 12:30 | 日々の暮らし

墓参り

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台風がうまい具合に過ぎ去ってくれたので、昨日予定通り釧路に着くことができた。

今日は母の命日だった、亡くなってから早9年、あっという間だ。

母が亡くなってからの9年は私には怒涛の月日で、墓参りに来るたび、どこかで切羽詰まった想いを抱えていたような気がする。


前回お墓参りに来たのはインドに旅立つ前だった。あの時は密かに、もうインドに行きっぱなしで済むならそうしたいと考えてた。

けれど、色々な事が起こって、結局帰国する流れになり、またすぐ旅立てるようにとシェアハウスに住み始めたものの、そこも来週引き払って普通に部屋を借りて住む事になった。


多分目の手術をしたのは、大きな転機だったと思う。病気になることで、拠点のない生活が心身にかなりの負荷をかけていた事に気がついたからだ。シェハウスに住んで、トランクルームに荷物を預けまた旅立つ。そんな生活を続けられるキャパは自分にはないらしい。何はともあれどこかに拠点は必要だ。そして病気になった時の事を考えれば、日本に住民票があったほうがいい。だから日本に家を借り、それを維持する為にも生活を安定させなくては。


今までのように後先考えずに、インド通いを続けていたら、自分は足元から崩れてしまうだろう。という当たり前すぎるとも言える結論が、ある日ごつんと降りてきた。ここ数年インドに行く事が私のパッションそのものだったので、それをひと段落させると決めるのは、なかなか辛いことではあったが。


私は家探しと職探しを同時に始めた。その先行きが見えてきたのが、くしくも今回の帰省の直前であった。だから今日は母が亡くなって初めて、彼女がホッとしそうな知らせを、持ってこられた気持ちで墓前に立った。


何故か今回は、家族や生まれ育った場所との繋がりを深く感じている。以前はそれらの嫌な面ばかりが目についていたが、今はここに生まれ、この家族と共に生きてこられた事に、「悪くない」と、じんわり思う。その心の変化こそが、インドの旅が私に教えてくれた事かもしれない。自分自身と共にあり、その中心に立つ、ということ。自分自身との絆が深まれば、幸せや不幸の原因を外側に見出す必要がなくなる。どこにいても自分は変わらないのだ、インドにいようと日本にいようと。


先日久しぶりに開いた プンジャジの本の中で、心に響く一節が目に飛び込んできた。

「あなたが誰かに恋をしたとしよう、そしてその人はロンドンにいる。あなたはロンドンに行かなければならない、何故なら愛しい人がロンドンにいるからだ。あなたはそこまで旅をしなければならない。その為にはお金も必要だ。だがもし愛する人が呼吸よりも近くにいるとすれば、何が起こるだろうか?もしどこかへ走り出したら、あなたは彼女の方へ向かっていくのではなく、彼女から走り去ることになる。もし走れば、あなたは愛する人から逃げ出すことになる。

いつであれ、何か他のものを探す時、呼吸よりもあなたに近い彼女以外のなにかを求める時、あなたは彼女から離れ去ってしまう。これが通常起こることだ。

もし、自由が欲しいなら、走り出すのをやめなければいけない。とどまる事を学びなさい。

そしてあなたが、今いるところにありなさい。」



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by umiyuri21 | 2018-10-02 23:42 | 日々の暮らし


旅とヨガとイラストレーション。世界と身体と脳内をめぐる旅。


by 若山ゆりこ

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